COLUMN コラム
【2026年版】グレー・グレージュのクロス選び|サンゲツ・リリカラ・ルノンのおすすめ品番も紹介

皆さんこんにちは!アラカワホームデザインの田中です。
最近、クロスのお打ち合わせでよく選ばれているのが、グレーやグレージュの壁紙です。
以前は「壁は白で、アクセントクロスだけ色を入れる」という組み合わせも多かったのですが、最近はLDKや玄関、寝室などの壁全体を、淡いグレーやグレージュで仕上げるお家も増えてきました。
白より少し落ち着いた雰囲気になり、木目や石目、ブラック系の建具とも合わせやすいのが魅力です。
ただ、カタログを開いてみると、
「白だけでもこんなにあるの?」(私はよくアンミカ理論と言ってます笑)
と思うくらい種類があります。
今回は、クロスを選ぶ前に知っておきたい「量産品」と「1000番品」の違いとあわせて、サンゲツ・リリカラ・ルノンのグレー、グレージュ系クロスを品番付きでご紹介します。
まず知っておきたい「量産品」と「1000番品」の違い

クロス選びをしていると、「量産品」「1000番品」という言葉を聞くことがあります。
簡単にいうと、住宅で使われるクロスは大きく、
- 量産品
- 1000番品(1000番台クロス)
に分けて考えることができます。
量産品とは?
量産品は、住宅で使いやすいベーシックな色や柄を中心にそろえた、比較的価格を抑えやすいクロスです。
例えば、サンゲツの「SP」やリリカラの「LB(リリカラ ベース)」などが量産タイプにあたります。サンゲツもSPを量産壁紙として展開しています。
「量産品だと白ばかりなのでは?」と思われることもありますが、最近はグレーやグレージュなどのニュアンスカラーもかなり増えています。
お家全体のベースクロスとして使いやすい色も多いので、シンプルなグレージュを取り入れたい場合は、まず量産品から探してみるのもおすすめです。
1000番品とは?
1000番品は、量産品よりも色・柄・質感や機能性などの選択肢が豊富なクロスです。
塗り壁調、石目調、コンクリート調など、近くで見たときの質感にもこだわりたい場合は、1000番品まで見てみると選択肢がぐっと広がります。
「1000番品」という名前から「1,000円で買えるクロス?」と思われることもありますが、住宅会社で使われる場合は、主にこうした価格帯・グレードの商品を指す呼び方として使われています。
住宅会社によって、どこまでが標準で選べるのか、1000番品を選ぶと追加費用がかかるのかは違うので、打ち合わせの際に確認しておくと安心です。(ちなみに弊社では標準仕様で1000番品も使用できます!)
ただ1000番品だからといって性能がよくなる!強いクロスになる!というわけではなく、印刷がよりリアルだったりするのが1000番品です。
たまに1000番品は薄くて下地が透けやすいものもあります。とくに間接照明など使用するときは注意が必要ですね。
グレーとグレージュ、何が違う?
グレーは、比較的すっきりとした印象になりやすい色です。
ブラックの建具やアイアン、石目調の床などと合わせると、スタイリッシュでかっこいい空間に仕上がります。
一方のグレージュは、グレーにベージュのやわらかさを加えたような色。
オーク系の床や木製家具ともなじみやすく、
「グレーにしたいけれど、冷たい印象にはしたくない」
という方にも選ばれやすいカラーです。
ただ、同じグレージュでも、黄みが強いもの、赤みのあるもの、グレーに近いものなどさまざま。
クロス単体では似て見えても、床や建具と並べると意外と違って見えます。
量産品で選ぶなら|サンゲツ SP2541
まずチェックしたいのが、サンゲツ SP2541。

サンゲツの量産壁紙「SP」に掲載されているクロスで、メーカー公式でも「モダンなグレーカラー」と紹介されています。
ホテルライクにはもちろんナチュラルモダンにも合うグレーの壁紙です。
「白ではなくグレーをベースクロスにしたい」
という方にも取り入れやすい印象です。
ただし照明によっては暗く感じやすいので明るいお家にしたい方には不向きかも。
そういった方はアクセントとしても使えるクロスですのでアクセントクロスとしておすすめです!
落ち着きのあるグレージュ|サンゲツ SP9732
同じSPシリーズでもう一つ見ておきたいのが、サンゲツ SP9732。

こちらは、柔らかい雰囲気に合わせやすい落ち着きのあるグレージュの石目調です。
グレー感を強く出すというより、少しあたたかみのある空間にしたい方に合わせやすいカラー。
ベージュ系や淡い木目の床とも相性がよく、ナチュラルモダンなLDKや寝室にも取り入れやすそうです。
※今は廃盤品番となっているようです。
1000番品で質感までこだわるなら|サンゲツ TH34084
もう少し質感にこだわりたい場合は、1000番品まで見てみましょう。
サンゲツ TH34084は、FAITHに掲載されているグレージュのクロス。

メーカー公式では「大地に落ちる太陽の光、影、雲、空、風による大気の揺らぎなどをイメージしたパレットの中の1色です。大地をイメージした大きくゆったりとしたスタッコ柄で全体にプリントとパールによる自然な濃淡があります。」と紹介されています。
アクセントとして少しパール感のある高級感を出したい方におすすめしたい品番です。
LDK全体はもちろん、玄関や寝室など、少し大人な印象や落ち着かせたい空間にも合わせやすそうです。
リリカラの1000番品なら|LV-2161
リリカラで1000番品を探すなら、LV-2161もチェックしてみてください。
V-wall 2024-2027に掲載されている石目調の壁紙で、1,000円/mの価格帯の商品です。
量産品より選択肢を広げて、
「もう少し表情のある壁にしたい」
「クロスでも素材感を出したい」
という場合は、こうした1000番品まで比較してみると好みに近いものが見つかりやすくなります。
ルノンならグレージュだけでも4色
ルノンでグレージュ系を探すなら、Y25-2927・Y25-2928・Y25-2929・Y25-2930も見てみてください。
それぞれ、
Y25-2927 コーラルストーン
Y25-2928 ライムストーン
Y25-2929 マッドストーン
Y25-2930 クレイ
という4色が、公式で「Greige(グレージュ)」として展開されています。
「グレージュにしたい」と決めていても、実際に並べてみると、
「もう少しベージュ寄りが好き」
「もう少しグレーっぽい方が好き」
と好みが分かれることも多いです。
似た色をいくつか並べて比較してみるのがおすすめです。
クロスは壁紙だけを見て決めない
グレーやグレージュのクロスを選ぶときに、私たちが大切にしているのが、クロスだけを単体で見て決めないことです。
例えば同じグレージュでも、
- 床はオーク系か、グレー系か
- 建具は白か、木目か、ブラックか
- キッチンは何色か
- 家具はどんな色を置く予定か
- 照明は昼白色か、電球色か
によって見え方はかなり変わります。
また、カタログの小さなサンプルで見たときと、実際に大きな壁に貼ったときでも印象は変わります。
メーカー各社も、画面上や印刷物と実物では色や質感が異なる場合があるため、最終的には現物サンプルで確認することを案内しています。
気になる品番が見つかったら、できれば大きめのサンプルを取り寄せて、床材や建具、キッチンの面材などと一緒に見てみるのがおすすめです。
まとめ|量産品・1000番品、どちらにも素敵なグレージュがあります
グレーやグレージュのクロスは、今のお家づくりにも取り入れやすく、木目や石目、ブラックなどさまざまな素材と合わせやすいカラーです。
そして、グレージュにするからといって、必ず1000番品を選ばないといけないわけではありません。
シンプルで使いやすい色なら量産品、色や質感までこだわりたいなら1000番品まで広げて探してみる。
そんな選び方をすると、クロス選びもしやすくなると思います。
アラカワホームデザインでは、クロスだけではなく、床材・建具・キッチン・照明・家具なども一緒に見ながら、お家全体のバランスを考えてコーディネートしています。
「グレージュにしたいけど、どの品番が合う?」
「量産品でもおしゃれにできる?」
「この床なら、グレーとグレージュどちらが合う?」
そんなところも一緒に考えながら、好きな雰囲気を少しずつ形にしていきましょう。

監修者
田中伶佳(株式会社アラカワ 住宅アドバイザー)
- 保有資格: ファイナンシャルプランナー/(業務には関係ないが繊維製品品質管理士)
- 好きな国:フィンランド










