COLUMN コラム
人工と天然10年間で考えると結局どちらがラクでお得?
皆さんこんにちは!アラカワホームデザインです!
お庭づくりを考えるとき、「人工芝と天然芝、結局どっちがいいの?」「最初は天然芝の方が安そうだけど、手入れまで考えるとどうなの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?
人工芝と天然芝では、見た目だけでなく、初期費用・お手入れの頻度・夏の暑さ・張り替え時期などに大きな違いがあります。
そこで今回は、目先の費用だけではなく、10年間使うことを想定して、コストと手間のトータルバランスを比較してみます!
1|初期費用が安いのは「天然芝」

まず大きく違うのが、施工するときにかかる初期費用です。
業者へ施工を依頼する場合、天然芝は1㎡あたり約3,000~8,000円、人工芝は1㎡あたり約6,000~13,000円程度がひとつの目安です。施工条件や下地、商品のグレードによって金額は変わりますが、基本的には天然芝の方が初期費用を抑えやすい傾向があります。
例えば30㎡のお庭なら、
天然芝:約9~24万円
人工芝:約18~39万円
ほどがひとつの目安になります。
「最初にかかる金額をできるだけ抑えたい」という方にとっては、天然芝が魅力的です。
2|手間が少ないのは圧倒的に「人工芝」

一方、天然芝は生きている植物なので、施工して終わりではありません。
芝刈り、水やり、肥料、雑草取りなどのお手入れが必要になります。一般的な高麗芝は、使いやすい3~5cm程度の草丈で維持する場合でも年3~5回程度の芝刈りが必要とされ、短くきれいに保つ場合はさらに頻度が増えます。生育期には除草や水やりも必要です。
草むしりについても、天然芝は春から秋にかけて雑草が入りやすいため、庭に出たときにこまめにチェックして抜く必要があります。
人工芝は、防草シートまできちんと施工しておけば雑草はかなり抑えられます。ただし、人工芝の継ぎ目や端、飛んできた種から雑草が生えることもあるため、「まったく何もしなくていい」というわけではありません。
それでも、10年間で考えるとお手入れにかかる時間は人工芝の方がかなり少なくなります。
3|夏の表面温度は「天然芝」にメリット

小さなお子さまがお庭で遊ぶご家庭なら、ぜひ知っておきたいのが夏の表面温度です。
人工芝は樹脂でできているため、真夏の直射日光を受けると表面がかなり熱くなることがあります。
国土交通省の資料で紹介されている調査例では、暑い時間帯に**人工芝の表面温度58.1℃、天然芝45.4℃**という結果が示されています。測定場所や気温など条件が異なるため単純比較はできませんが、人工芝は夏場に高温になりやすいことが分かります。
天然芝は植物に含まれる水分の蒸散などによって表面温度が上がりにくいため、夏に子どもがお庭で遊ぶ、裸足で芝生を使いたいという場合には魅力があります。
人工芝を選ぶ場合は、真夏の日中は表面温度を確認したり、シェードや散水などで対策したりすることが大切です。
4|張り替え時期はどう違う?
人工芝は一度施工すればずっと使えるわけではありません。
商品や施工状況、日当たり、使用頻度によって異なりますが、一般的には7~10年前後が張り替えを考えるひとつのタイミングとされています。10年後には芝が寝たり、色あせたり、継ぎ目が目立ったりする可能性があります。
つまり、10年間という期間で考えると、ちょうど張り替え時期を迎える可能性があります。
天然芝には人工芝のような決まった張り替え時期はありません。日々管理しながら育てていくため、傷んだ部分だけ補修したり、新しい芝を張り足したりしながら長く使うことができます。
5|では、10年間のコストはどちらが安い?

ここが一番気になるところだと思います。
例えば30㎡のお庭を業者施工する場合で考えてみます。
人工芝は初期費用で約18~39万円。きれいな状態で10年間使えれば、大きな維持費はそれほどかかりません。
ただし、8~10年程度で全面張り替えをする場合、撤去処分を含め1㎡あたり8,000円程度という施工例もあり、30㎡ならさらに約24万円前後かかる可能性があります。
天然芝は初期費用が約9~24万円と安い一方、10年間、水道代や肥料、芝刈り機、除草用品などが必要になります。
そのため、金額だけで見れば天然芝の方が安くなるケースもあります。
ただし、ここで忘れてはいけないのが「自分たちがお手入れする時間」です。
10年間、芝刈り・草むしり・水やりを続けることまで含めて考えると、人工芝の初期費用が高くても、「手間にお金を払う」という考え方もできます。
6|人工芝と天然芝、どちらがおすすめ?
人工芝がおすすめなのは、
「休日は庭の手入れに時間をかけたくない」
「一年中緑のお庭にしたい」
「草むしりをできるだけ減らしたい」
という方です。
反対に天然芝は、
「本物の芝生の質感が好き」
「夏も庭で子どもと遊びたい」
「植物を育てたり庭のお手入れを楽しめる」
という方に向いています。
「人工芝の方が絶対に良い」「天然芝の方が絶対に安い」というわけではなく、お金だけでなく、自分たちが10年間どれくらい庭のお手入れに時間を使えるかまで考えて選ぶことが大切です!
7|まとめ
人工芝と天然芝を比較すると、
初期費用なら天然芝。
お手入れのラクさなら人工芝。
夏の涼しさや自然な質感なら天然芝。
10年間の手間まで含めるなら人工芝。
という違いがあります。
お庭は、家を建てたときだけきれいであればいいものではありません。
5年後、10年後の暮らしを想像しながら、「休日に芝刈りを楽しめそうか」「なるべくお庭の管理をラクにしたいか」まで考えて選ぶと、自分たちに合ったお庭づくりにつながります!
アラカワホームデザインでは、堺市を中心に、建物だけでなくお庭や外構も含めて、ご家族の暮らし方に合わせた家づくりをご提案しています。
「人工芝と天然芝で迷っている」「できるだけお手入れがラクなお庭にしたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

監修者
荒川孝行(株式会社アラカワ 代表取締役)
- 保有資格: 二級建築士/宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー
- 経歴: 元大工。注文住宅・リフォーム・不動産を一貫して手がける地域工務店代表
- 得意分野: 土地探し・住宅ローン・資金計画・間取り設計の横断相談










