COLUMN コラム

"資産価値を左右する間取り"

2026.04.21

将来売れる家・売れにくい家

── 10年後・20年後に“差がつく”設計のポイント

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインです。


◆はじめに|家は「住むもの」でもあり「資産」でもある

家づくりを考えるとき、
多くの方がまず重視するのは、

  • 今の暮らしやすさ
  • 家事のしやすさ
  • デザインや雰囲気

ではないでしょうか。

もちろん、それらはとても大切です。
しかし、意外と見落とされがちなのが、
「将来、この家はいくらで売れるのか?」という視点。

  • 転勤の可能性
  • 子どもの独立
  • ライフスタイルの変化
  • 老後の住み替え

人生の中で、
家を手放す可能性がゼロという方はほとんどいません。

だからこそ、
家づくりの段階で「資産価値」を意識しておくことは、
決して特別な考え方ではないのです。


◆資産価値は「立地だけ」で決まらない

「結局、家は立地でしょ?」
確かに、立地は資産価値に大きく影響します。

しかし実際には、

  • 同じエリア
  • 同じ築年数
  • ほぼ同じ土地条件

でも、
売れやすい家と、なかなか売れない家がはっきり分かれます。

その違いを生む大きな要素が、
「間取り」です。


◆将来“売れにくい家”になりやすい間取りの特徴

❌ ① 個性的すぎる間取り

  • 変形したLDK
  • 部屋数が極端に少ない・多い
  • 趣味に特化しすぎた空間

住んでいる間は満足でも、
次に住む人の幅が極端に狭くなります。

「万人受けしない間取り」は資産価値が下がりやすいのが現実です。


❌ ② 生活動線が悪い間取り

  • 水まわりがバラバラ
  • 階段移動が多い
  • 収納が使いにくい

購入検討者は、
内覧時に「暮らしやすさ」を強く意識します。

一瞬の内覧で
「住みにくそう」と感じさせてしまう家は、
価格以前に選ばれにくくなります。


❌ ③ 可変性のない間取り

  • 子ども部屋を最初から細かく分けすぎている
  • 間仕切りが動かせない
  • 将来用途変更ができない

家族構成が変わることを前提に考えると、
使い方を変えられない家は不利です。


❌ ④ メンテナンスコストが高くなりやすい間取り

  • 掃除しにくい吹き抜け
  • 特殊な造作
  • 修繕しづらい構造

購入希望者は、
「買った後にいくらかかるか」も見ています。


◆将来“売れる家”になりやすい間取りの特徴

◎ ① シンプルで分かりやすい間取り

  • 使い道がすぐ想像できる
  • 家族構成が変わっても対応できる

「普通であること」は、
資産価値においては大きな強みです。


◎ ② 家事動線が整っている

  • 水まわりが近い
  • 無駄な移動が少ない
  • 収納が動線上にある

共働き世帯が増えている今、
家事ラク動線=高評価ポイントになっています。


◎ ③ 収納が“ちょうどいい”

  • 多すぎず、少なすぎない
  • 各所に分散配置されている

「収納が足りない」はもちろんNGですが、
「収納だらけ」も使いづらく、評価が下がることがあります。


◎ ④ 可変性のある間取り

  • 将来仕切れる子ども部屋
  • 多目的に使えるスペース
  • 書斎にも個室にもなる空間

購入検討者が
「自分の暮らしを当てはめやすい」家は、選ばれやすくなります。


◎ ⑤ 将来も使いやすい動線

  • 1階に水まわりがまとまっている
  • 階段移動が少ない
  • 老後も暮らせる可能性がある

「一生住まなくてもいい」
でも
「一生住めそう」と思わせる間取りは強いのです。


◆設計目線で考える「今」と「将来」のバランス

資産価値を意識すると聞くと、

「無難な家になってしまうのでは?」

と不安になる方もいます。

ですが実際は、

  • ベースはシンプル
  • 仕上げやインテリアで個性を出す

という考え方が、
暮らしやすさと資産価値の両立につながります。


◆よくある誤解|「売る前提で建てるのは冷たい?」

いいえ、そんなことはありません。

将来売る可能性を考えることは、

✔ 無理のない住宅ローン
✔ ライフスタイル変化への備え
✔ 家族を守る選択

でもあります。


◆まとめ|“将来売れる家”は、今も暮らしやすい

将来売れる家と、
今暮らしやすい家は、
実は真逆ではありません。

  • シンプル
  • 動線が良い
  • 使い方が想像しやすい

そんな家は、

✔ 今も快適
✔ 将来も評価されやすい

家づくりの段階で、
ほんの少し「将来の視点」を入れるだけで、
10年後・20年後の選択肢は大きく広がります。

ぜひ、「今」だけでなく「未来」も見据えた間取りを考えてみてください😊

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監修者

荒川孝行 / 株式会社アラカワ 代表取締役

大工である父に憧れ、2013年に株式会社アラカワを設立。
「自分たちが暮らしたいと想える家をつくること」を信念に住まいづくりに取り組む。
つくり手自身が心から満足できる家でなければ、お客様を本当に満足させることはできないという想いを大切にし、 一棟一棟丁寧に向き合い家族の笑顔があふれる住まいを提供し続けている。