COLUMN コラム
外壁は見た目だけじゃない
見た目だけで選ぶと後悔する!? 外壁3種を徹底比較
〜“デザイン・性能・メンテナンス”で選ぶ、後悔しない外壁〜
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。
🏠 はじめに:外壁は“家の顔”であり、“家を守る鎧”
家の印象を大きく左右する「外壁」。
色・素材・質感で見た目が変わるのはもちろん、
耐久性・断熱性・メンテナンスコストなど、性能にも直結します。
「デザインで選んだら、汚れが目立った…」
「塗り壁にしたけど、ヒビが入ってショック」
そんな“外壁の後悔”は、意外と多いんです。
今回は、代表的な3種類
👉 塗り壁/サイディング/ガルバリウム鋼板
それぞれの特徴・メリット・デメリットを整理し、
アラカワホームデザインがどのように使い分けているかを解説します。
🎨 ① 塗り壁|職人の手仕事がつくる「上質でやわらかな表情」
💡 特徴
塗り壁とは、モルタルや樹脂系の下地の上に左官職人が塗り上げる外壁。
ジョリパット・Sto・漆喰など、素材によって質感が異なります。
🌸 メリット
✅ 高級感・重厚感がある
手仕事ならではの“陰影”や“ぬくもり”が魅力。
デザイン住宅・ナチュラルテイストの家にぴったり。
✅ 目地がなくスッキリ見える
サイディングのようなジョイントがないため、
“面で見せる美しさ”が際立ちます。
✅ 汚れにくい高性能塗り材も登場
近年は、雨で汚れを洗い流す“セルフクリーニング塗り壁”も普及中。
⚠️ デメリット
⚠ ひび割れのリスク
下地の動きや乾燥収縮で、細いクラック(ひび)が入りやすい。
下地材や施工精度で防げる部分もありますが、注意が必要。
⚠ 施工コストが高い
左官仕上げのため職人技が必要で、サイディングより高額。
⚠ 部分補修が難しい
同じ色・質感を再現するのが難しく、補修跡が目立つことも。
💬 「家をデザインで魅せたい」「温もりある外観にしたい」
という方におすすめ。
モルタル下地×高耐久塗り壁(Stoなど)が人気です✨
🧱 ② サイディング|“標準仕様”でも進化している万能選手
💡 特徴
住宅の約8割が採用する最も一般的な外壁材。
窯業系(セメント系)・金属系・木質系など種類がありますが、
特に「窯業系サイディング」が主流です。
🌸 メリット
✅ 価格が手頃
量産されているためコスパが良く、デザイン住宅でも採用しやすい。
✅ デザインが豊富!
木目調・石目調・タイル調など柄が多く、組み合わせで個性を出せる。
✅ 施工が早く、品質が安定
工場製品なので品質のムラが少なく、施工もスピーディ。
✅ メンテナンスがしやすい
最近のサイディングは「フッ素塗装」「光触媒コート」など高耐久仕様も。
⚠️ デメリット
⚠ 目地(ジョイント)が目立つ
パネルのつなぎ目にコーキング(シーリング)が必要。
経年でここが劣化・変色しやすい。
⚠ メンテナンスが必要
コーキングの打ち替えや再塗装を15年ごとに行う必要あり。
⚠ “量産感”が出ることも
同じ柄を多く使うと、安っぽく見える場合も。
💬 「コスパ・デザイン・施工性のバランスで選ぶならサイディング」
というのが現代住宅の定番。
組み合わせ方で“高級感のある外観”に仕上げることも可能です。
🩶 ③ ガルバリウム鋼板|“軽くて強い”モダン外観の新定番
💡 特徴
アルミ・亜鉛・シリコンでコーティングされた金属板。
屋根材としても使われる耐久性の高い素材で、
最近ではモダン住宅・平屋・箱型デザインの家で急増中!
🌸 メリット
✅ 耐久性・防水性が高い(25〜35年)
錆びにくく、雨や紫外線にも強い。
台風・塩害地域でも安心。
✅ メンテナンスが少ない
再塗装は20年〜30年に一度でOK。
コーキング目地が少ないため劣化しにくい。
✅ 超軽量で地震に強い!
サイディングの約1/3の重量。
建物への負担が少なく、耐震性UP。
✅ デザインがスタイリッシュ
マットブラック・モスグリーン・シルバーなど、
直線ラインが映えるシャープな外観に。
⚠️ デメリット
⚠ 傷がつくと錆が進行することも
施工時や外的要因での傷には注意が必要。
⚠ 凹みやすい部分もある
物をぶつけるとへこむ可能性があり、メンテ時は慎重に。
⚠ 断熱性能は単体では低い
内部に断熱材や通気層をしっかり設計する必要あり。
💬 「軽い・強い・かっこいい」
アラカワホームデザインでも、ガルバ外壁は人気急上昇中です✨
⚖️ 3つの外壁を比較してみよう
| 項目 | 塗り壁 | サイディング | ガルバリウム鋼板 |
|---|---|---|---|
| 耐久年数 | 約25〜30年 | 約20〜25年 | 約30〜35年 |
| メンテナンス | クラック補修・再塗装 | コーキング・再塗装 | 再塗装(20〜30年) |
| デザイン性 | 柔らかく上品 | 柄が豊富で万能 | シャープ・モダン |
| コスト | 高め | 中間 | 中間〜やや高め |
| 重量 | 普通 | やや重い | とても軽い |
| 向いている家 | ナチュラル・南欧風 | バランス重視の住宅 | モダン・平屋・狭小地 |
🏡 アラカワホームデザインが提案する「外壁の選び方」
アラカワでは、
「好みのデザイン × 気候 × メンテナンス性」を基準に、
外壁を次のように使い分けています👇
🌿 ナチュラル・カフェ風の家 → 塗り壁(ジョリパット・Sto)
→ 手触りのある優しい質感で、植栽との相性◎
🏢 スタイリッシュなモダン住宅 → ガルバリウム鋼板
→ ブラックやグレーでシャープな印象に。
🏠 コスパとバランス重視 → サイディング+一部アクセントガルバ
→ メンテナンス性を保ちつつ、立体感を演出。
✨「デザイン性×メンテ性×コスト」
すべてのバランスを考えた“賢い外壁選び”が、
10年後・20年後の満足度を左右します。
🔧 まとめ:「外壁選び」は“家づくりの印象と寿命”を決める
塗り壁は上質で温かい。
サイディングは万能でコスパ良し。
ガルバリウムは強くてスタイリッシュ。
どれを選んでも間違いではありません。
大切なのは、**見た目の好みだけでなく「暮らし方と維持費」で選ぶ」**こと。
🏡 アラカワホームデザインでは、外壁・屋根・構造を一体で設計。
デザイン性だけでなく、耐久性やメンテ費用まで見据えた家づくりをご提案しています。
「見た目も性能もどっちも大事!」という方は、
ぜひ見学会や相談会で、実際の素材の質感を体感してみてください😊
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