COLUMN コラム

外壁は見た目だけじゃない

2025.11.04

見た目だけで選ぶと後悔する!? 外壁3種を徹底比較

〜“デザイン・性能・メンテナンス”で選ぶ、後悔しない外壁〜

こんばんは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。


🏠 はじめに:外壁は“家の顔”であり、“家を守る鎧”

家の印象を大きく左右する「外壁」。
色・素材・質感で見た目が変わるのはもちろん、
耐久性・断熱性・メンテナンスコストなど、性能にも直結します。

「デザインで選んだら、汚れが目立った…」
「塗り壁にしたけど、ヒビが入ってショック」

そんな“外壁の後悔”は、意外と多いんです。

今回は、代表的な3種類
👉 塗り壁/サイディング/ガルバリウム鋼板
それぞれの特徴・メリット・デメリットを整理し、
アラカワホームデザインがどのように使い分けているかを解説します。


🎨 ① 塗り壁|職人の手仕事がつくる「上質でやわらかな表情」

💡 特徴

塗り壁とは、モルタルや樹脂系の下地の上に左官職人が塗り上げる外壁。
ジョリパット・Sto・漆喰など、素材によって質感が異なります。


🌸 メリット

高級感・重厚感がある
 手仕事ならではの“陰影”や“ぬくもり”が魅力。
 デザイン住宅・ナチュラルテイストの家にぴったり。

目地がなくスッキリ見える
 サイディングのようなジョイントがないため、
 “面で見せる美しさ”が際立ちます。

汚れにくい高性能塗り材も登場
 近年は、雨で汚れを洗い流す“セルフクリーニング塗り壁”も普及中。


⚠️ デメリット

ひび割れのリスク
 下地の動きや乾燥収縮で、細いクラック(ひび)が入りやすい。
 下地材や施工精度で防げる部分もありますが、注意が必要。

施工コストが高い
 左官仕上げのため職人技が必要で、サイディングより高額。

部分補修が難しい
 同じ色・質感を再現するのが難しく、補修跡が目立つことも。


💬 「家をデザインで魅せたい」「温もりある外観にしたい」
という方におすすめ。
モルタル下地×高耐久塗り壁(Stoなど)が人気です✨


🧱 ② サイディング|“標準仕様”でも進化している万能選手

💡 特徴

住宅の約8割が採用する最も一般的な外壁材。
窯業系(セメント系)・金属系・木質系など種類がありますが、
特に「窯業系サイディング」が主流です。


🌸 メリット

価格が手頃
 量産されているためコスパが良く、デザイン住宅でも採用しやすい。

デザインが豊富!
 木目調・石目調・タイル調など柄が多く、組み合わせで個性を出せる。

施工が早く、品質が安定
 工場製品なので品質のムラが少なく、施工もスピーディ。

メンテナンスがしやすい
 最近のサイディングは「フッ素塗装」「光触媒コート」など高耐久仕様も。


⚠️ デメリット

目地(ジョイント)が目立つ
 パネルのつなぎ目にコーキング(シーリング)が必要。
 経年でここが劣化・変色しやすい。

メンテナンスが必要
 コーキングの打ち替えや再塗装を15年ごとに行う必要あり。

“量産感”が出ることも
 同じ柄を多く使うと、安っぽく見える場合も。


💬 「コスパ・デザイン・施工性のバランスで選ぶならサイディング」
というのが現代住宅の定番。
組み合わせ方で“高級感のある外観”に仕上げることも可能です。


🩶 ③ ガルバリウム鋼板|“軽くて強い”モダン外観の新定番

💡 特徴

アルミ・亜鉛・シリコンでコーティングされた金属板。
屋根材としても使われる耐久性の高い素材で、
最近ではモダン住宅・平屋・箱型デザインの家で急増中!


🌸 メリット

耐久性・防水性が高い(25〜35年)
 錆びにくく、雨や紫外線にも強い。
 台風・塩害地域でも安心。

メンテナンスが少ない
 再塗装は20年〜30年に一度でOK。
 コーキング目地が少ないため劣化しにくい。

超軽量で地震に強い!
 サイディングの約1/3の重量。
 建物への負担が少なく、耐震性UP。

デザインがスタイリッシュ
 マットブラック・モスグリーン・シルバーなど、
 直線ラインが映えるシャープな外観に。


⚠️ デメリット

傷がつくと錆が進行することも
 施工時や外的要因での傷には注意が必要。

凹みやすい部分もある
 物をぶつけるとへこむ可能性があり、メンテ時は慎重に。

断熱性能は単体では低い
 内部に断熱材や通気層をしっかり設計する必要あり。


💬 「軽い・強い・かっこいい」
アラカワホームデザインでも、ガルバ外壁は人気急上昇中です✨


⚖️ 3つの外壁を比較してみよう

項目塗り壁サイディングガルバリウム鋼板
耐久年数約25〜30年約20〜25年約30〜35年
メンテナンスクラック補修・再塗装コーキング・再塗装再塗装(20〜30年)
デザイン性柔らかく上品柄が豊富で万能シャープ・モダン
コスト高め中間中間〜やや高め
重量普通やや重いとても軽い
向いている家ナチュラル・南欧風バランス重視の住宅モダン・平屋・狭小地

🏡 アラカワホームデザインが提案する「外壁の選び方」

アラカワでは、
「好みのデザイン × 気候 × メンテナンス性」を基準に、
外壁を次のように使い分けています👇

🌿 ナチュラル・カフェ風の家 → 塗り壁(ジョリパット・Sto)
 → 手触りのある優しい質感で、植栽との相性◎

🏢 スタイリッシュなモダン住宅 → ガルバリウム鋼板
 → ブラックやグレーでシャープな印象に。

🏠 コスパとバランス重視 → サイディング+一部アクセントガルバ
 → メンテナンス性を保ちつつ、立体感を演出。


✨「デザイン性×メンテ性×コスト」
すべてのバランスを考えた“賢い外壁選び”が、
10年後・20年後の満足度を左右します。


🔧 まとめ:「外壁選び」は“家づくりの印象と寿命”を決める

塗り壁は上質で温かい
サイディングは万能でコスパ良し
ガルバリウムは強くてスタイリッシュ

どれを選んでも間違いではありません。
大切なのは、**見た目の好みだけでなく「暮らし方と維持費」で選ぶ」**こと。


🏡 アラカワホームデザインでは、外壁・屋根・構造を一体で設計。
デザイン性だけでなく、耐久性やメンテ費用まで見据えた家づくりをご提案しています。

「見た目も性能もどっちも大事!」という方は、
ぜひ見学会や相談会で、実際の素材の質感を体感してみてください😊

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