COLUMN コラム
【吹き抜けは後悔する?】それでも人気な5つの理由と失敗しない工夫
注文住宅を考えるとき、
誰もが一度は憧れる「吹き抜けのある家」。

- 開放感があって気持ちいい!
- おしゃれでカフェみたい!
- 家族の声が届くつながり感がいい!
一方で、実際に建てた方や調べた方からはこんな声も…
- 「寒そう…」
- 「光熱費が上がるって聞いた」
- 「掃除やメンテナンスが大変?」
「おしゃれだけど、ちょっと不安」
それが“吹き抜け”のリアルな印象かもしれません。
でも実は、ちゃんと計画すればメリットだらけ!
今回は、後悔しないための吹き抜けの考え方と、
実際の施工例を交えながら、人気の理由と注意点を詳しく解説します。
吹き抜けのある家が人気な5つの理由
① 圧倒的な開放感

やはり一番の魅力は、視線の抜けによる開放感。
天井が高くなることで、同じ床面積でも空間が広く感じられます。
▶ こんな方におすすめ
- コンパクトな敷地で“広く見せたい”
- 家族の集まるリビングに“非日常感”を出したい
30坪の家でも、吹き抜けを入れるだけで来場者から「もっと広いと思った!」と驚かれることも。
② 採光性がぐんとアップ
特に南面に十分な開口が取れない土地の場合、
2階から自然光を取り入れることで、
1階の明るさを大きく補うことができます。
吹き抜けに面した大きなFIX窓(開かない窓)からの光は、
昼間の電気代を減らす要因にも。
▶ Point:窓の位置と角度を“パッシブ設計”で工夫すると、光だけでなく風通しもUP。
③ 家族のつながりが自然にうまれる

吹き抜けがあると、
1階にいる家族と2階の声がつながる設計にしやすくなります。
- 子どもが2階の部屋で遊んでいても声が聞こえる
- リビングでくつろぎながら「ごはんだよ〜」の呼びかけもラク
完全に“閉じた”部屋が少なくなることで、
自然と家族の距離感が近くなるのが、吹き抜けの隠れた魅力です。
④ おしゃれで印象的な空間になる
注文住宅ならではのデザイン性が出るのも、吹き抜けの強みです。
- スケルトン階段+大開口窓で海外風リビングに
- 吹き抜けに面した2階ホールに本棚やスタディカウンターを
「モデルハウスみたい!」と褒められる家を目指す方には、
“映える”空間づくりの武器になります。
⑤ 平屋や狭小住宅でも“広がり感”を演出できる
意外かもしれませんが、吹き抜けは平屋との相性も抜群。
土地に限りがある場合でも、上方向への広がりを使って、
「開放感」×「採光」×「つながり」をしっかりと感じられる設計が可能です。
▶ アラカワで実際に建てた施工例でも
- 平屋+勾配天井+天井高3.8mの吹き抜け
- LDKから庭へ抜ける大開口+上部採光
といった工夫で「30坪とは思えない!」という声も多数。
吹き抜けでよくある“後悔ポイント”とその対策
後悔①「冬、寒くないですか…?」
▶ 対策:断熱性能+窓性能+暖房設計をセットで考える
たしかに、昔の住宅や断熱等級の低い家では“吹き抜け=寒い”が常識でした。
ですが、今は
- 断熱等級5(ZEH)以上
- 高性能樹脂サッシ+Low-E複層ガラス以上
で、吹き抜けでも快適に保てる時代です。
「寒そうだから諦めた」はもったいない!
断熱と空調をセットで考えましょう。
後悔②「掃除しにくい…」
▶ 対策:最初から“掃除できるように”設計しておく
- 高所の窓はFIXにして、拭き掃除は年1回程度
- シーリングファンや照明は“掃除用具が届く高さ”に設置
- 吹き抜けに面した2階廊下から手が届くようにする
意外と「手入れができない場所」が後悔につながります。
将来の暮らしやすさを想定した設計が大切です。
後悔③「音が響く」
▶ 対策:音を吸収する素材+設計配慮を
吹き抜けの家では、リビングの音が2階に響きやすい傾向があります。
- 壁や天井に吸音性のあるクロスや木材を使う
- 子ども部屋や寝室と吹き抜け部分の間にワンクッション空間を
- 吹き抜けを“家の中心”ではなく“端”に寄せる工夫も効果的
「全部の部屋に吹き抜けがつながっている」設計ではなく、
**用途に応じて“分ける吹き抜け”**にするのも一案です。
アラカワの施工事例:吹き抜けのある家

アラカワホームデザインでは、
元大工の社長が直接設計をサポートし、トータルで考慮したプランを多数ご提案しています。
まとめ:「吹き抜け=寒い・後悔」はもう古い!
吹き抜けのある家は、
「開放感」「明るさ」「家族のつながり」「おしゃれな印象」
という注文住宅でしかできない価値をもたらしてくれます。
もちろん注意点もありますが、
設計の工夫と住宅性能の進化によって、ほとんどのデメリットはクリアできる時代です。
✔ 吹き抜けを成功させるポイント
- 温熱・音・掃除を「設計段階で」計画する
- 窓と空調の性能をセットで考える
- 見た目だけでなく“暮らし方”と合わせて決める
アラカワホームデザインでは、吹き抜けのある家づくりを多数手がけています。
「モデルハウスではない、実際のお家」の見学会も随時開催中ですので、
実際に“空間の心地よさ”を体感してみてくださいね。
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