COLUMN コラム

”ランドセル・学校用品の置き場問題

2026.03.17

散らからない子育て収納術

── 片付かない原因は“子ども”ではなく“間取り”でした

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインです。


◆はじめに|「また床にランドセル…」が毎日のストレスに

「帰ってきたら、とりあえずランドセルを床に置く」
「プリントがダイニングに散乱」
「体操服・給食袋・上履きが見当たらない」

子育て世帯のお家づくりで、
**ほぼ全員がぶつかる悩みが“学校用品の置き場問題”**です。

そして多くのご家庭がこう思います。

「うちの子、片付けができなくて…」

ですが、実はそれ 子どものせいではありません。
原因はほとんどの場合、
「置き場が決まっていない」「動線に合っていない」ことにあります。

このコラムでは、
✔ なぜランドセルが散らかるのか
✔ 収納がうまくいかない家の共通点
✔ 今日から真似できる“散らからない収納の考え方”
を、設計目線で分かりやすく解説します。


◆なぜランドセル・学校用品は散らかるのか?

まずは原因を整理しましょう。

❌ 原因①「帰宅動線」と収納場所が合っていない

玄関→リビング→2階の子ども部屋
という動線だと、

✔ 疲れている
✔ 早く遊びたい
✔ 荷物が重い

途中で置く が発生します。


❌ 原因② 収納が“子どもの目線・身長”に合っていない

大人基準で作られた収納は、

・高すぎる
・奥行きが深すぎる
・出し入れが面倒

→ 結果、使われません。


❌ 原因③ 「何をどこに置くか」が曖昧

ランドセル
教科書
プリント
体操服
給食袋
習字道具

帽子

これらの定位置が決まっていないと、
必ず家中に広がります。


◆大前提|子育て収納は「動線8割・収納2割」

散らからない家に共通する考え方はとてもシンプル。

収納は“場所”より“動線”で決まる

いくら立派な収納を作っても、
動線から外れていれば使われません。

特に学校用品は、

✔ 帰宅後すぐ
✔ 毎日
✔ 無意識に

使われるもの。

だからこそ、
「帰宅して3歩以内」に収納があるかどうかが超重要です。


◆正解①|ランドセル置き場は「玄関〜リビングの間」

最もおすすめなのがこの位置。

◎ 玄関横 or リビング入口付近

理由は明確です。

✔ 帰ってきてすぐ置ける
✔ 床置きがなくなる
✔ プリントがリビングに散らからない
✔ 忘れ物チェックがしやすい

よくある失敗

❌ 子ども部屋にランドセル置き場
→ ほぼ100%途中で置かれます。


◆正解②|「掛ける収納」が最強

ランドセル収納で一番成功率が高いのは、

“置く”より“掛ける”

掛ける収納のメリット

✔ ワンアクション
✔ スペースを取らない
✔ 子どもでも簡単
✔ 片付けのハードルが低い

フック1つでもOK。
「きれいに収納」より
「とりあえず戻せる」ことが大切です。


◆正解③|学校用品は「1人1マス」が基本

兄弟姉妹がいる場合、
よくある失敗がこれ。

❌ まとめて1か所に収納

これだと、

・どれが誰の?
・探す
・出しっぱなし

が起こります。

解決策

1人1マス・1人1段・1人1フック

名前がなくても
「ここが自分の場所」と分かるだけで
子どもは自然と使うようになります。


◆正解④|“全部しまわない”がちょうどいい

完璧に隠す収納は、
実は子育て世帯には不向き。

おすすめは

✔ ランドセルは見せる
✔ 教科書は立てる
✔ プリントは一時置き

「見える=忘れない」
これが子育て収納の基本です。


◆正解⑤|プリントの“仮置き場”を用意する

学校プリント問題は、
収納以前に「流れ」を作ることが重要。

ベストな流れ

① 帰宅
② ランドセルから出す
プリント置き場へ
④ 親が確認
⑤ 処理 or 保管

この③がない家は、
必ずダイニングに散らかります。


◆正解⑥|「成長に合わせて変えられる収納」

小学生低学年と高学年では、
使い方が変わります。

✔ 低学年:親がサポート
✔ 高学年:自分で管理

そのため収納は、

・可動棚
・フック位置を変えられる
・増減できる

“作り込みすぎない”ことが長く使うコツです。


◆よくある質問|ファミクロにまとめるのはどう?

ファミリークローゼット内に
ランドセル置き場を作るケースもあります。

向いている条件

✔ 玄関〜リビング動線上にある
✔ 通学動線と一致
✔ 子どもが必ず通る

向いていない条件

❌ 2階
❌ 奥まった場所
❌ 毎日通らない

ファミクロ自体は便利ですが、
位置を間違えると“使われない収納”になります。


◆散らからない家に共通する3つのルール

帰宅後3歩以内に置き場がある
ワンアクションで戻せる
子ども目線で作られている

これだけで、
「片付けなさい!」の回数は確実に減ります。


◆まとめ|収納は“しつけ”ではなく“仕組み”

ランドセルや学校用品が散らかるのは、
子どもがだらしないからではありません。

✔ 置き場が遠い
✔ 動線に合っていない
✔ 使いにくい

ただそれだけ。

収納は
叱らなくても片付く仕組みを作るものです。

家づくりの段階で
ランドセル置き場をきちんと考えておくことで、

✔ 朝の準備がスムーズ
✔ 忘れ物が減る
✔ リビングが散らからない
✔ 親も子もストレスが減る

そんな暮らしが実現します。

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監修者

荒川孝行 / 株式会社アラカワ 代表取締役

大工である父に憧れ、2013年に株式会社アラカワを設立。
「自分たちが暮らしたいと想える家をつくること」を信念に住まいづくりに取り組む。
つくり手自身が心から満足できる家でなければ、お客様を本当に満足させることはできないという想いを大切にし、 一棟一棟丁寧に向き合い家族の笑顔があふれる住まいを提供し続けている。