COLUMN コラム
【収納は何畳必要?】
4人家族に最適な収納量の考え方
── 広さより“配置”が大事
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインです。
◆はじめに|「収納は広ければいい」の誤解
家づくりで必ずと言っていいほど出てくる質問。
「収納って何畳あれば足りますか?」
インターネットでも
「4人家族 収納 何畳」「ファミクロ 広さ 目安」
などの検索が非常に多く、悩んでいる方がたくさんいます。
しかし実は、
収納は“広さより配置”で満足度が決まることをご存知でしょうか?
同じ3畳の収納でも、
「使いやすい収納」と「使いづらい収納」がはっきり分かれます。
このコラムでは、
4人家族が快適に暮らすための収納量の目安と、
後悔しない収納計画のポイントをプロ目線で解説します。
◆収納量の目安|4人家族ならどれくらい必要?
一般的に、
延床面積の12〜15%が理想と言われています。
| 住宅サイズ | 理想の収納面積 |
|---|---|
| 30坪の家 | 約3.6〜4.5坪(7〜9畳) |
| 35坪の家 | 約4〜5.2坪(8〜10畳) |
▶ 4人家族なら合計 8〜10畳程度が目安
ただし、この“合計数値”に惑わされないことが重要です。
収納は合計量より どこに配置されているかで
使いやすさが大きく変わります。
◆よくある失敗例
❌ 1カ所に大きな収納を作れば解決と思っていた
→ 結局、取りに行くのが面倒で使わなくなる
❌ 動線から離れた場所に収納した結果、散らかる
→ 持ち帰った荷物がLDKに山積み
❌ 奥行きが深すぎて埋もれる
→ 手前しか使われず、奥は“物置の墓場”
これらの失敗はすべて
「収納計画を生活動線とセットで考えていない」ことが原因です。
◆収納の黄金ルール
🎯 収納は“使う場所の近く”に作る
| 収納場所 | 収納すべきもの |
|---|---|
| 玄関(SCL) | 靴・上着・カバン・アウトドア用品 |
| パントリー | 食料品・ストック用品・調理家電 |
| ファミリークローゼット | 衣類・タオル・下着・寝具 |
| 洗面脱衣室 | タオル・洗剤・洗濯グッズ |
| リビング収納 | 文具・日用品・子どもの学校用品 |
| 階段下・廊下 | 季節物・防災用品 |
広さよりも
「どこに何をしまうかが決まっていること」が最重要。
◆場所別|どのくらいの広さが必要?
🏠 ① ファミリークローゼット(ファミクロ)
|洋服〜下着〜タオルを1カ所で完結させる収納
|おすすめ広さ:2〜3畳
|ウォークスルー型なら動線が最強(洗う→干す→しまうが最短)
🏠 ② シューズクローク(SCL)・土間収納
|靴・ベビーカー・アウトドア用品・防災用品
|おすすめ広さ:1.5〜2畳
|玄関→SCL→ファミクロの動線が理想
🏠 ③ パントリー
|ストック品・ゴミ箱・キッチン家電
|おすすめ広さ:1〜1.5畳
|可動棚+奥行30〜40cmが使いやすい
🏠 ④ リビング収納
|毎日使う細かなものの収納
|おすすめ:0.5〜1畳
|学校用品ボックスや郵便物の仮置きにも
◆収納を成功させる3つのポイント
💡① 収納の役割を決めてから作る
「なんとなく3畳」ではなく
「何を」「どこに」「どれだけ」収納するのかを言語化
💡② 動線との相性を最優先に
移動が少ないほど散らからない家になる
💡③ 可動棚を積極採用
人が移動するための“ウォークイン”より
物を収納する“ウォークスルー”や“壁面収納”が効率◎
◆収納広さより重要なポイント
🚫 “歩くための空間”が広い収納はNG
収納は
収納量(棚の面積)=価値
です。
3畳でも
・棚が片面だけ
・奥がデッドスペース
→ 実質 1畳分以下 ということもあり得ます。
◆まとめ|収納計画は“暮らしの設計”
✔ 広い収納=正解ではない
✔ 生活動線に沿った収納が最強
✔ 4人家族は合計8〜10畳が目安
✔ 場所を分散させたほうが使いやすい
収納は、完成後のストレスと満足度を大きく左右します。
家づくりの成功は収納計画にあり。
もし
「どれだけ必要かわからない」
「ファミクロを作るか迷っている」
という方は、お気軽にご相談ください😊
監修者
荒川孝行 / 株式会社アラカワ 代表取締役
大工である父に憧れ、2013年に株式会社アラカワを設立。
「自分たちが暮らしたいと想える家をつくること」を信念に住まいづくりに取り組む。
つくり手自身が心から満足できる家でなければ、お客様を本当に満足させることはできないという想いを大切にし、 一棟一棟丁寧に向き合い家族の笑顔があふれる住まいを提供し続けている。












