COLUMN コラム

【WIC vs ファミクロ】4人家族はどっちが正解?

2026.01.20

── 家族4人の収納に必要な広さの目安も解説──

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインです。


◆はじめに|“広さ”よりも“使いやすさ”が満足度を決める

「収納は広ければ広いほどいい」
家づくりを始めた方がよく思いがちなことですが、
実は収納は“広さ”より 使いやすさ(動線×配置) が圧倒的に重要です。

特に人気が高い
ウォークインクローゼット(WIC)
ファミリークローゼット(ファミクロ)

どちらも魅力的ですが、
暮らし方や間取りによっては
「うちの場合は逆の方がよかった…」
と後悔につながることも。

このコラムでは、建築士視点で
・WICのメリット・デメリット
・ファミクロの特徴
・家族4人の収納量の目安
・間取りにどう落とし込むべきか
を詳しく解説します。


◆① ウォークインクローゼット(WIC)の特徴


●メリット①:個人の空間として使いやすい

WICは寝室に併設されるケースが多く、
「寝室=夫婦」「WIC=夫婦の衣類」と役割分担がしやすい。

・衣替えがしやすい
・衣類が1カ所にまとまる
・仕事用・オフ用をまとめて管理できる

夫婦それぞれに一定量の衣類がある場合、WICは強い味方。


●メリット②:扉を開ければそこが収納スペース

クローゼットと違い、
人が“中に入って選ぶ”形なので、
大量の衣類を見渡しやすいのが魅力。


●デメリット①:通路の分だけ収納量が減る

WICの最大の弱点はこれ。

収納できる壁はあるのに、
通路スペースが必要=実収納量は意外と少ない。

例:
3帖のWICの場合
実質収納できるのは「2帖分」程度。


●デメリット②:一部の家族しか使えない

基本的に 寝室の中の収納 になるため、

・子どもの服
・タオル
・下着
・日用品のストック

などが収納しにくい。

結果、家のあちこちに“第二収納”が必要になり、
動線が複雑化しやすい。


◆② ファミリークローゼット(ファミクロ)の特徴


●メリット①:家族全員の衣類が1カ所で完結

最大のメリットはこれ。
家族4人の衣類を一つの部屋にまとめられる

メリットは大きく3つ👇

①洗濯動線が短くなる
②服の管理がラク
③散らかりにくい

特に、
「干す→畳む→しまう」が
同じ階 or 同じ部屋で完結すると
家事負担は劇的に減ります。


●メリット②:動線設計と相性がいい

帰宅動線に近い場所に置けば、
ランドセル・コート・バッグも収納できる万能スペースに。

人気の配置は👇

【玄関 → 玄関収納 → ファミクロ → 洗面 → LDK】

この動線は本当に暮らしやすく、
子育て世帯には特におすすめ。


●デメリット①:干渉しやすい

家族全員の物が集まるので、
朝の着替え時間帯に渋滞する可能性があります。

→ 扉を2か所つけた“回遊できるファミクロ”で解決。
→ 作業台(カウンター)を作ると渋滞緩和。


●デメリット②:プライベート性は低い

夫婦の衣類・下着が見えてしまうため、
収納分けのルールを設けないとごちゃつきやすい。


◆③ どっちが向いている?タイプ別のおすすめ


✔ WICが合う人

  • 夫婦の衣類が多い
  • 好きな服・仕事着を整理しやすくしたい
  • 寝室内で完結したい
  • 子どもがまだ小さく、個別収納が向かない

✔ ファミクロが合う人

  • 洗濯動線を短くしたい
  • 帰宅〜リビングまでに収納したい
  • 衣類管理を1カ所にまとめたい
  • 子育て世帯
  • 朝の準備で家族がバラバラに動く

◆④ 家族4人に必要な収納量はどれくらい?

一般的な目安👇


●服の量(家族4人)

  • 大人:1.5 ~ 2m(ハンガーパイプ幅)×2名
  • 子ども:1m × 2名
    → 合計:約4〜5mのハンガー量

●広さの目安

  • WIC:3帖(夫婦)
  • ファミクロ:2〜3帖(+動線計画)

特に、ファミクロは
“ハンガーをメインにして畳む量を極力減らす”
という考え方が相性◎。


◆⑤ 配置で使いやすさは9割変わる

収納量よりも、まず どこに置くか が重要。

おすすめは次の3つ👇


① 洗面・ランドリーの近く

洗濯動線を短くする最強の組み合わせ。


② 玄関〜リビングへ入る動線上

「帰宅→片付ける→手洗い」
が自然にできる理想の動線。


③ 階段の近く

2階が寝室なら、
階段前にファミクロがあると便利。


◆⑥ 失敗しない収納の作り方|設計士が推奨するポイント


●ポイント①:奥行きは“浅め”が正解

収納の奥行きは
45cm(ハンガー)/30〜35cm(棚)
が実用的。

深すぎる収納は
物が迷子+生活感が出る原因。


●ポイント②:換気・湿気対策を忘れずに

衣類が多い空間は湿気が籠りやすい。
換気扇 or 吸排気を必ず確保。


●ポイント③:入口は2か所あると快適

WIC → 寝室→廊下
ファミクロ → 洗面→玄関

のように回遊できると渋滞しない。


●ポイント④:照明は棚の手前に

棚の真上に照明を付けると影になる。
手前に照明を寄せると見やすい+高級感UP。


◆まとめ|結論:子育て期は「ファミクロ」、夫婦中心期は「WIC」がおすすめ

収納は“量”より“位置”と“動線”。
その家族に合った収納計画を選ぶことで、
日々の家事効率も暮らしやすさも大きく変わります。

✔ 4人家族ならファミクロの方が合理的
✔ 洗濯動線を短くしたいなら必須
✔ 寝室中心の生活ならWICが合う

アラカワホームデザインでは、
持ち物・生活リズム・動線を丁寧にヒアリングし、
「後悔しない収納計画」をご提案しています。

収納に迷う方は、ぜひ一度ご相談ください。

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