COLUMN コラム

住んでから気づく“間取りの落とし穴”10選

2026.01.17

設計士が教える“後悔しないための間取りのつくり方”
── 多くの人が見落とすポイントとは?

こんばんは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインです。


◆はじめに|後悔は「住んでから気づく」もの

家づくりの相談で必ずと言っていいほど聞くのが、
「間取りをもっとこうすればよかった…」 という声。

SNS・YouTube・雑誌でたくさん勉強しても、
実際に暮らして初めてわかることは多く、

✔ 動線が悪い
✔ 収納が足りない
✔ 暗い
✔ 使いづらい

といった後悔は、建築のプロから見ると
“最初の計画段階で防げたもの” がほとんどです。

今回は、実際の相談や施工経験から感じた
“後悔が多い間取りTOP10” と、
それぞれの 対策(こうすれば防げる)
設計士目線でわかりやすく解説します。


◆【後悔ランキング 第10位】

10|玄関が狭くて混雑する

●よくある後悔

  • 玄関に靴が溢れる
  • ベビーカーやアウトドア用品が置けない
  • 家族と来客がすれ違えない

●対策

  • 最低でも1.5〜2坪 は確保
  • シューズクローク(SCL)を併設
  • ベビーカー・傘・上着を置ける“帰宅動線収納”を

特に子育て世帯は「玄関収納の質」が暮らしの快適性を左右します。


◆【後悔ランキング 第9位】

9|階段位置が悪くて動線が不便

●よくある後悔

  • 階段が奥まっていて移動が面倒
  • 2階へ行くまでが遠い
  • 子どもの出入りを把握できない

●対策

  • 玄関〜階段を近く
  • リビング階段も検討(性能が高い家なら冷暖房問題は解決可)
  • 家族の動きに合わせた動線設計を

階段の位置は“家の使い勝手”を決める重要ポイントです。


◆【後悔ランキング 第8位】

8|とりあえず作ったWICが使いにくい

●よくある後悔

  • WIC(ウォークインクローゼット)内の動線が無駄
  • 物が置くだけになり、出し入れしづらい
  • 動かないデッドスペースが発生

●対策

  • ウォークインより ウォークスルー の方が動線◎
  • 通路よりも“収納量”を優先
  • 棚・ハンガーの位置を事前に“持ち物”から決定

「広さより使いやすさ」を重視することで後悔は減ります。


◆【後悔ランキング 第7位】

7|キッチンの位置や向きが使いにくい

●よくある後悔

  • キッチンからリビングが見えない
  • パントリーが遠い
  • 冷蔵庫の位置が悪い
  • ごみ箱スペースを確保していなかった

●対策

  • キッチンは 回遊動線 とセットで考える
  • 冷蔵庫・ゴミ箱スペースを“先”に決める
  • パントリーは玄関/キッチン側両方にアクセス良く
  • アイランド or ペニンシュラの特徴を理解して選ぶ

キッチンは“毎日使うからこそ”失敗するとストレス大です。


◆【後悔ランキング 第6位】

6|洗面・脱衣所の使いづらい動線

●よくある後悔

  • 洗面と脱衣所の兼用で混雑する
  • 脱いだ服が洗濯機まで遠い
  • 収納が足りない
  • 洗濯動線が長い

●対策

  • 洗面と脱衣所は 分ける と快適
  • “洗う→干す→しまう” の距離を短く
  • ファミクロを近くに配置
  • 2階に洗面を追加するのも◎

特に共働き・子育て世帯は“洗濯動線”で差が出ます。


◆【後悔ランキング 第5位】

5|マルチスペースが使われなくなる

●よくある後悔

  • 意気込んで作った小上がり・書斎が物置化
  • 子どもが使わない
  • 音や寒さで快適に過ごせない

●対策

  • 「誰が」「いつ」「どのくらい」使うか具体化
  • 狭い書斎は防音や換気が必須
  • 使わなくなった時の“第二の使い道”も決めておく

スペースは目的が曖昧だと、ほぼ100%使われなくなります。


◆【後悔ランキング 第4位】

4|窓の大きさ・位置を失敗する

●よくある後悔

  • 明るいと思ったら暗かった
  • 西日がまぶしい
  • 外からの視線が気になる
  • 冬に寒い

●対策

  • “方位”ごとの特性を知る(南=良いわけではない)
  • ハイサイド窓・地窓で光を調整
  • サッシの性能(樹脂・トリプル)を上げると快適性UP
  • 外観より“室内の明るさ”を優先する

窓は 位置 7割・性能 3割 で快適性が決まります。


◆【後悔ランキング 第3位】

3|収納が足りない・場所が悪い

●よくある後悔

  • クローゼットはあるのに家が散らかる
  • とりあえず奥行きの深い収納を作った
  • 動線上に収納がない
  • 必要な位置に必要な量が無い

●対策

  • 収納の量より “配置”が大事
  • 動線に沿って収納を配置する
  • ファミクロ or 帰宅動線収納は必須
  • 奥行き35cmの浅い収納は神スペック

収納不足は「計画不足」でほぼ防げます。


◆【後悔ランキング 第2位】

2|リビングが狭い・家具が置けない

●よくある後悔

  • 16帖では狭い
  • ソファが入らない
  • ダイニングと干渉する
  • 通路が確保できない

●対策

  • 21〜24帖が現代の“ゆとり基準”
  • まず 家具を決めてから間取りを作る
  • ダイニングテーブルの回遊スペースを確保
  • テレビ位置と窓の位置も先に決める

LDKは家の“満足度の大部分”を左右する最重要空間です。


◆【後悔ランキング 第1位】

1|生活動線が悪い

堂々の1位は
「動線の悪さ」

●よくある後悔

  • キッチンと洗濯動線が遠い
  • 玄関→収納→洗面の順番がバラバラ
  • 階段が遠い
  • 回遊できず家事が重い
  • 子どもが散らかす動線になっている

●対策

  • 玄関 → SCL → ファミクロ → 洗面 → LDK の黄金動線
  • 洗濯は“洗う・干す・しまう”を一体化
  • キッチンは回遊動線で効率化
  • 帰宅動線に収納を並べる
  • 2階にも洗面があると朝がスムーズ

動線の設計が完璧なら、
収納・広さなどの悩みの8割は解決します。


◆まとめ|後悔しない家づくりは「プロと一緒に考えること」

間取りの後悔を防ぐには、
SNSよりも、ネットの情報よりも、
“あなたの暮らし方を理解してくれる設計士” の力が必要です。

暮らしは家族ごとに違い、
正解の間取りも家族ごとに変わります。

アラカワホームデザインでは、
家事動線・収納・性能・デザインを
一つひとつ丁寧にすり合わせながら
“後悔しない家づくり”をお手伝いしています。

間取りに迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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