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【屋根材の選び方】スレート・瓦・ガルバ、それぞれの寿命と特徴

2025.10.28

こんばんは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。

🏠 はじめに:屋根は「見えないけど、家を守る最前線」

家づくりで“屋根材”を気にされる方は、実はそれほど多くありません。
「デザインは外壁で決まる」「屋根はどれでも同じ」と思われがちですが、
屋根は家の寿命・メンテナンス性・耐震性に直結する重要なパーツです。

実際、同じ見た目でも素材が違うだけで——
☑ 耐用年数が10年違う
☑ 雨漏りリスクが倍になる
☑ 建物の揺れ方が変わる

なんてこともあります。

そこで今回は、代表的な屋根材である
「スレート」「瓦」「ガルバリウム鋼板」の違いをわかりやすく比較しながら、
アラカワホームデザインが
“ガルバ屋根を標準仕様”にしている理由を解説していきます。


🪨 スレート屋根(コロニアル)とは?

💡「価格が手頃」で広く使われてきた屋根

スレート屋根とは、薄いセメント板を重ねて葺くタイプの屋根材。
軽量で扱いやすく、施工コストも比較的安いことから、
1990年代〜2010年代にかけて最も普及した屋根のひとつです。


🌸 メリット

コストが安い
 屋根材の中で最もリーズナブル。初期費用を抑えたい方に◎

軽量で施工しやすい
 瓦に比べて半分以下の重さで、耐震性にも貢献。

デザインが豊富
 カラー展開が多く、洋風・モダンなど幅広く対応可能。


⚠️ デメリット

耐久年数が短い(約20〜25年)
 表面塗膜が劣化すると、防水性が低下し、雨染みやコケの原因に。
 約10年ごとの再塗装が必要です。

ひび割れ・反りが発生しやすい
 経年で割れや反りが起き、雨漏りリスクが上がる。

アスベスト問題に注意
 2004年以前の建物ではアスベスト含有の可能性があり、葺き替え時の処分費が高額になることも。


💬 見た目はスッキリしていて人気ですが、
“定期メンテナンスありき”の屋根材です。


🧱 瓦屋根とは?

💡「昔ながらの屋根」だけど、実はとても優秀

瓦屋根は、粘土を焼き固めた日本伝統の屋根材。
耐久性と重厚感は抜群で、今でも和風住宅・高級住宅では定番です。


🌸 メリット

耐久年数が非常に長い(50年以上)
 塗装不要で、半世紀以上持つケースも珍しくありません。

断熱・遮音性に優れる
 厚みと重さがあるため、夏は涼しく、冬は暖かい。
 雨音も響きにくく、快適。

修理が部分対応できる
 一枚単位で交換可能。部分補修で長く使える。


⚠️ デメリット

重量が重い(1㎡あたり約50〜60kg)
 建物全体の重心が高くなり、地震時の揺れが大きくなります。

施工費・葺き替え費が高い
 職人技が必要で、施工単価も高め。

デザインが限られる
 和風・南欧風には合うが、モダン住宅にはやや不向き。


💬 「長持ち」だけを見れば最強。
ただし、重量・コスト・デザインのバランスがポイントです。


🩶 ガルバリウム鋼板とは?

💡 「軽くて強い」新世代の屋根材

ガルバリウム鋼板とは、アルミ・亜鉛・シリコンでコーティングされた金属板のこと。
近年は平屋・デザイナーズ住宅・モダンスタイルの定番として人気が急上昇中です。


🌸 メリット

超軽量(瓦の約1/10)
 建物の重心が下がり、耐震性UP。

高耐久・錆びにくい(25〜35年)
 自己修復性のあるメッキ層で錆を防止。
 メンテナンスも少なく長寿命。

デザインがスタイリッシュ
 マットブラック・グレー・シルバーなど、外観が引き締まる✨

施工性が良く、コストも抑えやすい
 軽くて加工しやすく、施工時間が短縮できるため、トータルコストも◎

緩勾配屋根にも対応
 片流れ・フラット屋根などモダンな形状にピッタリ。


⚠️ デメリット

雨音が響くことがある
 断熱材や遮音材をしっかり施工することで解決可能。

表面に傷がつくと錆が進行する
 施工時や台風時の飛来物に注意。

断熱性能は単体では低い
 断熱材との組み合わせで性能を最大化します。


💬 「軽い・強い・美しい」
現代の注文住宅に最もマッチする屋根材です。


⚖️ 比較してみよう!屋根材3種の特徴まとめ

項目スレートガルバリウム鋼板
重量約20kg/㎡約60kg/㎡約6kg/㎡
耐用年数約20〜25年約50年以上約25〜35年
メンテナンス10年ごと再塗装ほぼ不要15〜20年で再塗装
耐震性
デザイン性
コスト
向いている住宅一般住宅和風・高級住宅モダン・平屋・狭小地

🏡 アラカワホームデザインが“ガルバ屋根”を標準採用する理由

アラカワでは、デザイン・性能・コストのバランスを最も重視しています。
その中でガルバリウム鋼板は、以下の理由で「標準仕様」としています👇

🌿 理由①:軽量で耐震性が高い
→ 軽量なので、構造強化と相性抜群。

🌿 理由②:長持ち&メンテが少ない
→ 将来の塗り替えコストが減り、トータルコストが安くなる。

🌿 理由③:デザイン性が高い
→ ブラックやモスグリーンなど、外壁との組み合わせで“映える家”に。

🌿 理由④:大阪の気候に合っている
→ 台風・紫外線・湿気にも強く、堺市周辺でも実績多数。


✨「美しくて、強い。」
ガルバリウムは、今の時代の“標準”といえる屋根材です。


🔍 まとめ:屋根材は「見えないけど、暮らしを支える主役」

  • スレートは“コスト重視”
  • 瓦は“重厚で長寿命”
  • ガルバは“軽くてモダンでバランス良し”

どれも間違いではありません。
大切なのは、あなたの暮らし方・家の構造・地域環境に合うかどうか。


🏡 アラカワホームデザインでは、屋根・外壁・断熱材・構造までトータルで提案しています。
「長く安心して暮らせる家にしたい」方は、ぜひ一度ご相談ください。
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