COLUMN コラム
【“天井高”がもたらす開放感と圧迫感】
たった数十センチで、暮らしがこんなに変わるなんて!
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。
「天井高って標準でよくない?」
「吹抜けの家、開放感すごいけど寒そうじゃない?」
「開放感と落ち着き、どっちが大事?」
家づくりの中で意外と見落とされがちなのが、「天井の高さ」です。
間取りや設備と違って、図面上ではピンと来にくい…という方も多いのではないでしょうか?
でも実はこの“天井高”、
たった20cm違うだけで「開放感」も「住み心地」も大きく変わる、とても重要なポイントなんです!
今回は、天井高をどう考えるかで、どんな暮らしの変化があるのか?
メリット・デメリット・実例を交えながら、わかりやすく解説していきます。
✅ 天井の高さはどれくらいが「普通」?
まず基準として、以下のような天井高が一般的です。
用途 | 高さの目安 |
---|---|
日本の住宅の標準天井高 | 約2.4m(2400mm) |
高天井(ハイスタッド) | 約2.6〜2.7m(2600〜2700mm) |
吹抜け | 3.5〜5.0m以上も可 |
2000年代の住宅は天井高2.2〜2.3mが主流でしたが、近年は2.4〜2.6mを基本に「吹抜けで開放感を演出」するケースが増えています。
弊社のお家づくりではリビング空間はなるべく高く開放的にしたいので2.5mが標準仕様になっております。
✨ メリット|天井を高くすることで得られること

🔸1|圧倒的な“開放感”が生まれる!
天井を高くする最大の効果は、なんといってもこの「空間の広がり」。
同じ6畳でも、天井が20cm高いだけでグッと抜け感のある部屋に感じられます。
特にリビングや玄関など“人が集まる空間”に効果的!
「わっ、天井高っ!」
見学に来られた方から、よく聞く言葉です😊
🔸2|部屋に光と風がまわる
天井が高いことで、**上部の窓=高窓(ハイサイドライト)**が設けられ、
自然光が上から差し込むように。
さらに、風の通り道も縦にできるため、空気の流れも◎
空調効率も上がりやすくなります。
🔸3|“魅せる天井”にできる
- 梁を見せた勾配天井
- 天井を木目仕上げに
- 間接照明と組み合わせてホテルライクに
高さを活かして空間演出がしやすくなるのも魅力です。
家の中に“ちょっと非日常”を取り入れたい方にはぴったり。
🔸4|吹抜けで1Fと2Fがつながる
吹抜けを設けることで、リビングにいながら2階の気配を感じられるように。
「ただいま」や「おはよう」が聞こえる距離感を保ちつつ、
圧倒的な開放感も同時に実現できます。
⚠ デメリット|天井を高くする前に考えたいこと
❌1|冷暖房効率が悪くなる可能性
空間が広くなる分、エアコンで温度調整する範囲も広がります。
→ 暖房がなかなか下まで降りてこない
→ 夏場は熱がこもる
断熱性能や気密性、空調設計とのバランスが重要です。
❌2|建築コストが上がることも
天井を高くする=壁の面積が増える/吹抜けにする=構造材が増える
その結果、坪単価がアップする可能性もあります。
また、施工内容によっては耐震補強や構造設計も必要です。
❌3|掃除がしにくい、照明の交換が大変
高い位置にある照明や窓は、脚立を使わないと届かないことも。
ロボット掃除機は床しか対応してくれません😅
メンテナンス性にも気を配る必要があります。
💡 どこを高くする?「天井高設計」のポイント
- 全部屋を高くする必要はない!
→ メリハリをつけることでコストも印象も◎ - リビング・玄関・廊下など、人が集まるor通る場所を高天井に
- 寝室・収納はあえて低くして落ち着きを出すのもアリ
- 高天井+アクセントクロス/梁見せ/間接照明の組み合わせが映える!
✨まとめ:「天井=空間の表情を決める大切な要素」
☑ たった数十cmで、部屋が広く見える
☑ 光と風が入りやすく、快適性もアップ
☑ デザインの幅が広がる
☑ でも冷暖房効率やメンテナンスも忘れずに!
「なんとなく2.4mで…」と決める前に、
“天井をどう設計するか”で、暮らしの豊かさはグッと変わります。
🏠 アラカワホームデザインでは、
天井高や吹抜けを活かした開放的な空間づくりも得意です。
標準仕様でも2.5mの天井高+梁見せプランなど、
ライフスタイルに合わせてご提案いたします。
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