COLUMN コラム
【和室って必要?】“使われない和室”にならないために
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。
◆はじめに:今、和室をどう活かすか
「和室ってあった方がいいのかな?」「でも実際使わないかも…」
家づくりの打ち合わせをしていると、よく聞かれるのがこの“和室問題”。かつては当たり前だった和室ですが、今のライフスタイルに合わず“物置”や“使われない部屋”になってしまうこともしばしば。
でも、和室の良さを活かしながら、今の暮らしに合う形で取り入れれば、むしろ多用途で便利な空間になります。
このコラムでは、和室のメリット・デメリット、現代風の取り入れ方、後悔しない設計ポイントなどを具体的にご紹介していきます。
◆和室のメリット
【1】ごろっとできる“畳空間” → 小さなお子様のお昼寝や、ちょっと横になりたいときに最適。
【2】親世帯・来客用スペースになる → 帰省時やお泊まりの場として便利。
【3】仏間や床の間など、伝統的な場として → 法事・仏壇の設置など、必要な家庭には必須空間。
【4】行事の際に重宝する → 初節句・お正月・お食い初めなどのセレモニーにも映える。
【5】家事スペースとして活用できる → アイロンがけ・洗濯物を畳む・裁縫などにも最適。
◆和室のデメリット
【1】使わないと無駄な空間に → 「とりあえず付けた」が一番のNG。実際にどう使うかが明確でないと物置化。
【2】畳や襖のメンテナンスが必要 → フローリングに比べて手入れが必要。
【3】インテリアの統一感が難しい → 洋風のLDKとデザインが合わず、浮いてしまうことも。
【4】費用がかかる → 畳・建具・天井材など、フローリングよりコストアップになる傾向。
◆“使える和室”にするためのポイント
【1】“独立型”より“LDK続き”が人気 → リビングに隣接することで、普段使いがしやすくなります。 → お子様の遊び場・洗濯物畳み場・お昼寝にも◎
【2】扉で仕切って“個室化”できると便利 → お泊まり対応、来客、集中できる空間など用途が広がります。 → 引き戸なら、普段は開放・必要なときだけ仕切れる柔軟性あり。
【3】収納付き和室で効率UP → 布団収納・おもちゃ収納・行事用の季節物など、活用範囲が広がります。
【4】畳の種類を工夫 → 琉球畳や樹脂畳など、デザイン性と耐久性を両立した素材が人気。 → カラーも豊富で、LDKに馴染むコーディネートが可能。
【5】“段差のない”和室でバリアフリーに → フラットにすることで掃除も楽に。小さなお子様や高齢者も安心。
◆こんな使い方も!“現代風”和室のアイデア
✔書斎スペースとして(畳+ローデスク) ✔趣味の空間(茶道・ヨガ・読書) ✔将来の寝室として活用(2階に寝室がある間だけ) ✔ワークスペース+ゲストルーム兼用
◆まとめ:“使われる和室”にするには“理由”が必要
和室をつくるか迷っている方へ。 和室の良さは、活かし方次第で無限大です。
✅「あると便利そう」だけではNG
✅「何に使うか」「誰が使うか」を具体的にイメージ
✅普段の生活動線と一体感をもたせる
アラカワでは、お客様の暮らしに合わせた“使える和室”のご提案をしています。 「なんとなく」ではなく、「意味のある和室」を一緒につくりませんか?
お気軽にご相談ください😊
