COLUMN コラム
【階段の位置で暮らしが変わる?】リビング階段とホール階段、後悔しない選び方
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。
家づくりで階段の位置を決める際、多くの方が「リビング階段=おしゃれ」「ホール階段=一般的」程度の印象で決めがちです。
しかし実際には、階段の位置によって暮らしの動線・コミュニケーション・冷暖房効率など、生活の質に大きな差が生まれます。
このコラムでは、リビング階段・ホール階段それぞれのメリット・デメリット、暮らし方に合った選び方、実例とともに解説していきます。
🧭 リビング階段とは?

その名の通り、リビングの中に階段を設けるスタイルです。
近年は、デザイン性の高いストリップ階段(蹴込み板のない抜け感のある階段)や、スケルトン階段なども人気。家族の動きが見えやすく、開放的な印象になります。
✅ リビング階段のメリット
🔸【1】家族のコミュニケーションが増える
→ 2階へ行くにも必ずリビングを通るため、子どもの帰宅・外出が把握できる
🔸【2】デザインのアクセントになる
→ 吹き抜けやアイアン手すりと組み合わせれば、“映える”空間に
🔸【3】動線がコンパクト
→ 階段〜リビング〜キッチンなどが近く、家事動線も短くなりやすい
⚠️ リビング階段のデメリット
🔹【1】冷暖房効率が下がりやすい
→ 吹き抜け+階段があると、暖気が2階に逃げてしまい冬場が寒い
→ 対策:階段に引き戸をつける/高性能断熱・気密でカバーする
🔹【2】生活音が響く
→ リビングのテレビ音や話し声が2階に筒抜けになる場合も
🔹【3】プライバシーが確保しづらい
→ 来客時に子どもがパジャマのまま階段を下りてくる…なんてことも
🚪 ホール階段とは?

玄関ホールや廊下などに設ける階段のことです。
昔ながらの住宅に多い印象がありますが、今でも根強い人気があります。
✅ ホール階段のメリット
🔸【1】プライバシーが保てる
→ リビングを通らず2階へ行けるため、思春期の子ども・親世帯との同居でも安心
🔸【2】冷暖房効率が良い
→ リビング空間を区切れるため、エアコンの効きが良くなる
🔸【3】生活音が響きにくい
→ リビングと階段が分離されていることで、上下階の音の伝わりが少ない
⚠️ ホール階段のデメリット
🔹【1】子どもの動きが把握しづらい
→ リビングを通らずに部屋へ行けるため、親子の接点が減る可能性も
🔹【2】廊下スペースが必要
→ 独立した階段スペースが必要なため、間取りによっては面積効率が落ちることも
🧩 どう選ぶ?迷ったときの判断基準
📝【1】家族のライフスタイルを考える
・小さなお子様がいる/共働きで日中すれ違いが多い
→ リビング階段がおすすめ
・思春期のお子様がいる/親と同居を検討
→ ホール階段でプライバシーを確保
📝【2】断熱性能・冷暖房効率を考慮する
→ リビング階段を採用するなら、断熱・気密・空調計画はしっかりと!
📝【3】家全体の間取りとの相性で決める
→ 吹き抜けと相性の良いリビング階段、収納や玄関動線とセットで考えるホール階段
📌 まとめ:どちらも“正解”になりうる
リビング階段かホール階段か——
正直なところ、どちらが正解というのはありません。
大切なのは、
✔️ 家族構成(年齢・ライフスタイル)
✔️ プライバシーの考え方
✔️ 冷暖房計画や性能の考慮
などを踏まえて、“納得して選ぶ”ことです。
階段は毎日使う、重要な動線です。
将来の暮らしまで見据えて、後悔のない選択をしましょう。
気になる方はぜひ、イベント・相談会でお待ちしております。
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