COLUMN コラム
【その屋根、重すぎませんか?】見た目だけじゃない“ガルバリウム鋼板”の実力
こんばんは。
堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。
「最近、おしゃれな家って屋根が黒くてシャープ…あれって何?」
「ガルバリウム鋼板ってよく聞くけど、結局なにがいいの?」
「瓦より安い?でも耐久性はどうなの?」
家づくりを考え始めると、意外と悩むのが“屋根材選び”です。
瓦、スレート、ガルバ、金属屋根…種類はたくさんあるけれど、
家の見た目にも性能にも影響するからこそ、選ぶのが難しい。
そんな中で、いま多くのご家族から選ばれているのが、
**「ガルバリウム鋼板の屋根」**です。
今回は、見た目も機能もあきらめたくない方のために、
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット・採用のポイントを解説します。
✅ ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキ加工された鋼板素材のこと。
- 錆びにくい
- 軽い
- 加工しやすい
- スタイリッシュ
という特徴から、近年の注文住宅やデザイナーズ住宅、平屋住宅などで多く採用されています。
🔸メリット1|屋根が軽い=地震に強い家になる
ガルバリウム鋼板の大きな特徴は、とにかく軽いということ。
- 瓦屋根の重さ:約50〜60kg/㎡
- ガルバリウム屋根の重さ:約5〜6kg/㎡(なんと1/10以下!)
つまり、屋根がガルバになるだけで、
家全体の重心が下がり、地震時の揺れが小さくなるのです。
特に3階建て住宅や狭小地住宅、耐震性能を高めたい方には
“屋根を軽くする”という視点がとても重要。
🔸メリット2|高耐久で長持ち。メンテナンスの負担が少ない
「金属屋根って錆びそう…」と思っていませんか?
実は、ガルバリウム鋼板は
従来のトタン屋根より3〜6倍の耐久性があると言われており、
耐用年数は25〜35年程度とかなり長寿命。
- 雨風に強い
- 紫外線に強い
- 錆びにくい(自己修復性がある)
という特性をもち、メンテナンスの手間も少なめ。
特に塩害のない地域では30年以上ノーメンテという事例も珍しくありません。
🔸メリット3|見た目がカッコイイ!外観デザインとの相性抜群
ガルバリウム鋼板は、カラーも形状もバリエーションが豊富。
- 定番のブラックやチャコールグレー
- モスグリーンやシルバーで個性を出す
- 横葺き・縦葺きなどラインの美しさを強調
「片流れ屋根」との相性もよく、
スッキリとしたシャープな外観に仕上がるのが人気の理由。
瓦屋根のような重厚感は出ないものの、
“今っぽさ”“洗練された印象”を演出したい方にぴったりです。
🔸メリット4|施工性が高く、コストも抑えられる
ガルバは板状の素材なので、
職人の手で現場で加工・カットして取り付けることができます。
そのため…
- 工期が短い
- 材料ロスが少ない
- 重機が不要な場合もある
- 屋根形状に柔軟に対応できる
といった**“施工性の良さ=コストパフォーマンス”**に直結。
「耐久性はほしいけど、コストも抑えたい」
そんな方には、スレートより少し高いくらいで済むガルバは魅力的です。
🔸メリット5|緩勾配屋根にも対応可能
ガルバは瓦のように重力で雨水を流す構造ではないため、
緩い角度の屋根(フラット・片流れなど)にも対応可能です。
最近は片流れや陸屋根風のデザインが増えており、
そこにマッチするのが、軽量&防水性に優れたガルバリウム屋根。
見た目にもスッキリ、美しく仕上がります。
⚠ ガルバリウム鋼板のデメリットと注意点
❌ デメリット1|雨音が響くことがある
金属屋根は雨音が響きやすいという弱点があります。
特に2階の天井に断熱材が薄い場合や、
勾配のない屋根で音が反響する場合は注意。
▶ 対策:
- 遮音材・断熱材を強化する
- 屋根裏の空間を広く確保する
- フラット天井より勾配天井の方が音が分散しやすい
❌ デメリット2|表面に傷がつくと錆が進行する
どれだけ錆びにくいといっても、表面に傷ができると錆の原因に。
施工中の扱い・落ち葉や砂によるこすれ・物をぶつけないことなどが重要です。
▶ 対策:
- 定期的な点検(年1回程度)
- 錆止め塗装・トップコート再施工を10〜15年ごとに行う
❌ デメリット3|断熱性能は“単体では”期待できない
ガルバ自体に断熱性はありません。
そのため、断熱材・遮熱材との組み合わせが必須です。
▶ 対策:
- 屋根裏に高性能断熱材を施工する
- 遮熱塗料を使うことで夏場の熱こもりを軽減できる
✨ まとめ:「屋根は、家の“性能と印象”を左右する大事な部位」
ガルバリウム鋼板は… |
---|
☑ 軽いから地震に強くなる |
☑ 長持ち&メンテ楽でコスパ良し |
☑ デザイン性も抜群 |
☑ 現代的な家づくりと相性◎ |
性能・見た目・コストのバランスを取りながら
後悔のない屋根選びをするなら、
ガルバリウム鋼板はとても優秀な選択肢です。
アラカワホームデザインでは、屋根のガルバリウム鋼板は標準仕様で採用しております。
気になる方はぜひ、イベント・相談会でお待ちしております。
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