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クロス・床・建具…配色の基本ルールを押さえて“空間美人”に

2025.08.09

– センスはセオリーから生まれる!迷わず選べるカラーコーディネート術 –

こんばんは。

堺市の工務店で注文住宅を建てているアラカワホームデザインの吉川です。

「注文住宅は自由に選べます」
そう言われてワクワクしていたのに、いざ内装の打ち合わせになると…

「どの色にすればいいか分からない」
「床と建具、合ってるかな…?」
「無難に白でまとめておけば安心?」

このように悩む方はとても多くいらっしゃいます。

空間の印象を大きく左右する**「色」選び**。
実は、ちょっとしたルールやコツを知っておくだけで、誰でも**“センスよく整った空間=空間美人”**がつくれます。

今回は、注文住宅を検討中の方が知っておきたい内装カラーの基本ルールと実践テクニックを、わかりやすく解説します。


◆ 色で空間の印象はどう変わる?

まず大前提として、床・建具・クロスの色が揃っているかどうかで、空間の“統一感”や“清潔感”がまったく変わります。

同じ間取りでも、色の組み合わせ次第で…

  • 明るく広く見える
  • 高級感がある
  • 落ち着く
  • スタイリッシュ
  • 温もりがある

など、感じ方がまるで違います。

逆に、バラバラな色を選ぶと**「なんだかちぐはぐ」「落ち着かない」印象**に…。

でもご安心ください。難しく考えすぎず、**配色にはセオリー(基本ルール)**があるんです。


◆ 基本はこの3色!「ベース・メイン・アクセント」

インテリアの配色は、大きく3つの役割に分けて考えるとバランスが取りやすくなります。

✅ ① ベースカラー(約70%)

天井・壁(クロス)が該当。空間の大部分を占める基本色。
→ 白・アイボリー・グレージュなど“主張しすぎない色”が定番。

✅ ② メインカラー(約25%)

床・建具・扉など。空間の印象を決定づける中心色。
→ ナチュラルウッド・ウォールナット・グレー・オーク系などが人気。

✅ ③ アクセントカラー(約5%)

一部の壁、造作家具、タイル、照明器具、小物など。空間を引き締める“効かせ色”。
→ ネイビー・黒・くすみカラー・くすみブルー・モスグリーンなど

この3色のバランスを意識するだけで、「まとまりのある空間」に見せることができます。


◆ 床×建具×クロスの人気配色パターン3選

実際の組み合わせ例を紹介します。


パターン①|ナチュラルモダン

  • ベース:明るめの白クロス
  • メイン:オーク系のナチュラルフローリング
  • 建具:ベージュ〜ナチュラル木目
  • アクセント:グレーのクロスやモルタル調タイル

▶ 明るく開放的。家族や来客を迎える優しい空間に


パターン②|シック×ホテルライク

  • ベース:ライトグレー系クロス
  • メイン:ダークウォルナット系の床
  • 建具:チャコールグレーや黒系
  • アクセント:間接照明、石目調タイル、金属素材

▶ 大人っぽく落ち着いた高級感のある空間に


パターン③|韓国インテリア風(今人気!)

  • ベース:白〜グレージュのクロス
  • メイン:アッシュホワイト系の床
  • 建具:ベージュや白木目系
  • アクセント:くすみピンクやミント、アイアン素材

▶ 女性人気◎。淡く優しいトーンでまとめた癒しの空間


◆ 色選びで後悔しないための5つのポイント

① 実物サンプルを並べて確認しよう

小さなサンプルだけで判断せず、床・建具・クロスをA3サイズ以上で並べて確認すると、全体のバランスや色味の違いが分かりやすいです。


② 光の当たり方で色が変わる

日中の自然光と、夜の照明で見え方が変化することも意識しましょう。特にグレーやベージュ系は光で“黄み・青み”が強く出ます。


③ 無理に“全部白”にしない

真っ白にまとめると冷たい印象や病院のような空間になることも。床に少し温かみのある木目を取り入れると、バランスが良くなります。


④ 家具・カーテンとの相性も考えて

内装だけでなく、ソファやダイニングテーブルなどの色味も含めてトータルで考えると、より統一感が出ます。


⑤ 流行色より“自分たちらしさ”を優先

トレンドも大事ですが、毎日過ごす家だからこそ10年後も好きでいられる色味を選ぶのが正解です。


◆ よくある質問Q&A

Q. 「床と建具は揃えた方がいいですか?」

→ 統一するとスッキリ感が出ますが、あえて濃淡をつけるのもOK。建具を1段濃くすることで引き締まった印象になります。

Q. 「リビングと子ども部屋の内装は揃えるべき?」

→ 基本は揃えると統一感◎。ただし子ども部屋だけ壁紙をアクセントカラーにするなど、遊び心を入れても問題なし


◆ まとめ|“色の力”で、暮らしがもっと心地よくなる

内装の配色は、「何となく」で選ぶと失敗してしまいがち。
でも、ベース・メイン・アクセントのルールを知っておくだけで、驚くほどまとまりのある空間がつくれます。

色は「センス」より「構成力」。
そしてその構成力は、ちょっとした知識とサンプルの比較で誰でも身につけられます。

毎日過ごすわが家だからこそ、「好き」と「落ち着く」が共存できる“空間美人な家”を一緒につくってみませんか?


私たちアラカワホームデザインでは、打ち合わせの段階からカラーコーディネートのサンプル比較・実例紹介・プロのアドバイスをご提供しています。
「センスに自信がない…」という方もご安心ください。
一緒に“自分らしい”内装デザインを見つけていきましょう。

お盆明けから見学会開催予定です!

ぜひ実際に見て体感いただければ幸いです。ご予約お待ちしております。