COLUMN コラム

太陽光発電について | 堺市 注文住宅 新築戸建

2025.06.24

太陽光発電の導入からメリット・注意点まで徹底解説

太陽光発電とは?自然エネルギーを暮らしに取り入れる選択肢

左から太陽光パネル→接続箱→パワーコンディショナ→分電盤→電力会社です。

太陽光発電とは、太陽の光を利用して電気をつくる発電システムのことです。主に住宅や施設の屋根に設置される「太陽光パネル(太陽電池モジュール)」が太陽光を受け、それを直流電力に変換。さらに「パワーコンディショナ(パワコン)」で家庭で使える交流電力に変換して使用します。

化石燃料の消費を抑え、CO₂排出を削減できることから、再生可能エネルギーとして国や自治体からも導入が推奨されています。

太陽光発電の仕組み|家庭で電気を「つくる」「使う」「売る」

太陽光発電では以下のような流れで電気が使われます。

  1. 太陽光パネルで発電
    晴れた日中に太陽光を受けて電力を発生させます。
  2. 電気を家庭で使用
    発電された電力は、まず家庭内の電化製品に優先的に使われます。
  3. 余った電気は売電
    使いきれなかった電力は電力会社に売電することができます。
  4. 夜間や天候不良時は買電
    日没後や悪天候時など、発電できない時間帯は従来通り電力会社から電気を購入します。

太陽光発電のメリット

1. 電気代の削減

日中に発電した電気を自家消費することで、電力会社からの買電量が減少。月々の電気代を大きく抑えることが可能です。蓄電池を併用すれば、夜間も自家発電した電気を使えるため、さらなるコストカットが期待できます。

2. 災害時の非常電源として活用

停電時でも太陽光で発電した電気や蓄電池に貯めた電気を使うことができるため、災害時の備えとしても非常に有効です。スマートフォンの充電、冷蔵庫、照明など最低限の生活を維持できます。

3. 環境にやさしいエネルギー

太陽光は無限に降り注ぐ自然エネルギー。二酸化炭素を排出せずに電気を生み出せるため、地球温暖化の防止にも寄与します。企業や自治体にとってはSDGs達成への貢献としても評価されています。

4. 補助金制度や売電制度の活用

国や自治体が導入を後押しするため、補助金制度や固定価格買取制度(FIT制度)などが用意されています。導入コストを抑えながら収益化できる点も魅力です。

太陽光発電の注意点

1. 設置コストと初期投資

設置にはパネル・パワコン・架台などの機器費用のほか、工事費用も発生します。一般的な住宅用で100~200万円前後が相場となり、初期費用回収までには数年を要します。

2. メンテナンスとパワコンの寿命

パネル自体は20〜30年程度の耐用年数があるとされますが、パワコンは10〜15年で交換が必要な場合が多く、維持費も見込む必要があります。

3. 屋根形状や方角による発電効率の差

南向きの傾斜屋根が理想とされますが、建物の形状や周囲の影などによっては効率が大きく変わることがあります。設置前に専門業者による現地調査が重要です。

蓄電池との併用でさらに安心・省エネ

太陽光発電と相性が良いのが「家庭用蓄電池」です。昼間に発電した電力を夜間用に蓄えておけるため、電力の自給自足に近づきます。また、電力使用のピークをずらせる「ピークシフト」にも貢献し、電気代のさらなる削減や停電時の備えにもなります。

蓄電池の説明はまた後日、コラム更新いたしますね。

太陽光発電を導入する際のポイント

  1. 信頼できる施工会社を選ぶ
    長期的なメンテナンスを見据えて、施工実績や保証内容のある業者選びが不可欠です。
  2. 補助金や助成制度を事前に確認
    国や自治体によって制度内容が異なるため、事前調査は必須です。
  3. ライフスタイルに合ったシステム設計
    家族構成や電気の使い方によって、発電量や蓄電容量は最適化が必要です。

まとめ|太陽光発電は「家計」と「環境」に優しい選択肢

太陽光発電は、電気代の節約・災害対策・環境保護と、多くのメリットをもつ未来志向のエネルギーシステムです。初期投資や設計の工夫は必要ですが、ライフスタイルに合った導入をすれば、暮らしの質を高める大きな力になります。

導入前には専門家に相談し、補助金や制度を上手に活用しながら、自分にぴったりの太陽光発電ライフを始めましょう。

太陽光発電についてのYoutube動画もアップしておりますので是非ご覧ください!

株式会社アラカワ

住宅アドバイザー田中