COLUMN コラム

建て替えVSリフォーム

2024.06.27
家づくり

株式会社アラカワ ARAKAWA HOME DESIGNの十都(トソ)です。

戸建て住宅は数年住み続けると、不具合が増えてきたり劣化したり、現在の家族の暮らし方に合わない間取りになってしまったりしてきます。その際、建て替えとリフォーム・リノベーションという2つの選択肢があります。もしくはマンションへの住み替えも選択肢として考えられます。

建て替えとは

今のお家を基礎からすべて取り壊し、一から新築する方法です。古い家を土地壊す必要がある以外、ほとんど新築の住宅を建てるのに近いと考えてもよいです。

リフォーム(リノベーション)とは

住宅の基礎部分を残した状態で施工し新築同様の状態に工事すること。ただしリフォームは全体的に改修する場合と柱や梁、床といった骨組みの部分も残したまま工事をすることも言います。

建て替えのメリット

建て替えのメリットは新築と同じように、自由度の高い家づくりが出来ることです。また、建て替えには住宅ローンか活用できるので、資金調達方法が柔軟に出来る点もメリットです。住宅ローンに残債があっても、住宅ローンと建て替えの一本化なども利用できます。

建て替えのデメリット

現在のお家を取り壊し、廃棄物を処理するので更地に新築するより費用がかかり仮住まいを用意する必要があり家賃や引っ越し費用などの負担がかかります。また、建て替え前と同じ住宅規模で建築できない場合があります。建て替え工事は、地盤調査からやり直す必要があり地盤が軟弱な場合は地盤の改良工事に費用が追加されます。

リフォーム・リノベーションのメリット

工事の規模や工期が短く、予算の幅広さが住宅の状態に合わせて内容が決められます。また、住みながら工事を進めることもできることがメリットです。

リフォーム・リノベーションのデメリット

住宅の基礎部分や柱や梁部分には手を加えないので間取りや構造が既存住宅のベースとなり希望が叶えられない場合や、部分的な施工でも現在の劣化状態によっては追加工事費用が掛かるケースがあり費用の幅広さがあります。

建て替えとリフォーム・リノベーションで迷った場合はお家の状態・築年数や予算・費用など将来的な計画から総合的に考え、今後もそのお家で生活を続けていく場合は、建て替えとリフォーム・リノベーションについて、長い目で見て判断されることが望ましいです。