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(続)資金計画に失敗する3つの理由

2023.03.16
家づくり

こんにちは。

大阪府堺市で注文住宅を手掛けるアラカワの十都です。

2月17日に投稿した「資金計画に失敗する3つの理由」はご覧いただけましたでしょうか?
まだ見ていないという方はぜひチェックしてみてくださいね!

▶▶▶https://ara-kawa.net/cms/column/3434/

前回は資金計画で失敗してしまう理由を3つあげましたが、今回はその3つの理由の詳細について見ていきましょう!

目次


1つ目の理由:土地と建物以外の費用について、事前にしっかりと計算出来ていない


家づくりについて調べ始めた方は「諸費用」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ですが諸費用というものが一体どんな費用かまで完璧に言える方は少ないのではないでしょうか?

実際、他の住宅会社を回ってこられた方に、「土地と建物以外に、どういった費用がどのくらいかかるのか知っていますか?
という質問をすると、不思議なほど同じような答えがいつも返ってきます。
皆様も一度考えてみてください。

ではどのような答えが返ってくるかというと、「どんな費用かはわからないが、だいたい150万円ぐらいでしょうか?」という内容が返ってきます。

おそらくこれは、家を買うときに必要となる「登記費用」や「火災保険」、「住宅ローン借入のための費用」のことを指しているのではないかと思います。

では実際に土地と家以外にそれらの費用だけを支払えば本当に住めるようになるのでしょうか??

たくさん調べている方からしたら簡単な質問だったかもしれませんが、もちろん住めるようにはなりません
その家に住めるようにするためには、土地を買って家を建ててからも必要なものがあります。

例えば、新居に合わせて購入するベッドやテーブル、ソファなどの家具や、冷蔵庫やエアコン、洗濯機などの家電も必要になります。
元々使っていたものをそのまま使うとしても、引越し費用がかなりかかってきますよね。

他にもせっかくの新居ですから外構についてもこだわりが出てきてしまって、必要になる費用は膨れ上がるばかりです。

この他にも、購入する土地によっては必要になってくる費用が出てきたりするわけですし、出るか出ないかは調査してみないと分かりませんが、地盤改良費用だって予算計上しておかないと、もしもの時に困ったことになってしまうので、忘れずに計上しておくべき経費ですよね。

これらの費用に関しては住む場所や土地、施工会社によっても変わってきますが、ざっくり考えただけでも様々な項目が出てきました。
家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまで考慮して資金計画をしなければ、思わぬ出費が重なり、お金が足りなくなってしまったり、大幅な予算オーバーにより、その後の生活を苦しめることに繋がってしまいます。

ですから、『資金計画』をする際には、これらの費用を曖昧にではなく、出来る限り具体的に算出をしなければいけません。


2つ目の理由:大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、建物にかかる具体的な金額が把握出来ない


もしもこの投稿を見ている皆様が、住宅展示場や見学会に参加されたことがあるのであれば、「この家はおいくらでしょうか?」という質問を一度はされたことがあるのではないでしょうか?

住宅会社によって、似たようなお家でもその答えには大きな違いがあり、いったい何が普通で何が普通ではないのか、正しいか正しくないかをどのような基準で考えれば良いのかわからなくなってしまいますよね。

実をいうと、住宅業界では価格表示の仕方については全く基準がありません。
つまり、「住宅会社によって価格表示がバラバラである」ということです。
この基準がないことにより、全ての住宅会社が安く見せようと思えば安く見せることができるという問題ができてしまっています。

よくありがちな内容でいうと、少しでも多くのお客様に住宅展示場へ来てほしいと思うハウスメーカーは、チラシやホームページ上ではパッと目に入る価格をかなり安く表示しようとしています。
また契約を急かすようなハウスメーカーの営業は、ほかの会社よりも安く感じさせようと、工夫をした見積書を作成します。

しかし実際にはその価格だけで建つ家は、実際に住むことができるようなものではありません。
そして話が進み始めていくと、ちょっとずつ追加の費用の話を持ち出してきて、雪だるま式に価格をあげてこようとします。

また多くの方が判断基準のひとつとしている坪単価表示を、競合会社よりも安く見せるための手法を使う会社もあります。
消費者心理を利用した作戦とも言えますね。。

しっかりと勉強された方ならわかると思いますが、まだまだ家を検討されて間もない方には難しい内容かもしれません。

この坪単価のトリックとは
✔延床面積と総施工面積の違い
✔尺モジュールとメーターモジュールの違い
✔本体価格と付帯価格とオプション価格

この3つをうまく組み合わせて表示されているケースが多いです。
こちらについては文面だけですと難しいこともあるので、実際のチラシを持ってきていただければ、ご説明いたします!

気になる方はお問い合わせください!
(お問い合わせはこちら)

上記のようにハウスメーカーは、後出しにしているケースがほとんどです。
そして住宅に関してもあまり詳しくないために、「安さ」以外の価値や家づくりで大切なことが伝えられないことから、「安さ」を売りにしてお得感を感じてもらおうとしがちです。

だからこそ皆様自身がしっかりと知識を付け惑わされないようにすることが大事です。

そして、あなたが住宅会社から最初に提示される『入口価格』だけで判断するのではなく、住めるようになる『出口価格』がいくらなのかをしっかりと把握した上で判断するようにしましょう。


3つ目の理由:住宅ローン選びに失敗している


3つ目のこちらが資金計画で失敗する最も大きな要因です。

家づくりでもその他のことでも、金額の大きな内容については誰もが後回しにしてしまいがちなことではあります。
さらに「住宅ローン」となると、難しさから理解するのも一苦労になります。
その結果最も後回しになりやすいものなんです。

実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、聞き慣れない言葉がたくさんあります。
ですが、ポイントさえしっかり押さえれば、決して難しいことではありません。

ここで簡単な質問です。
住宅ローンの種類って一体どれくらいあるのでしょうか?

1.約50種類
2.約500種類
3.約5000種類

この答えは3番です!
約5000もの住宅ローンの種類があるんですね。
そして家をローンで購入する際はこの5000もの種類から1つを選ばなくてはいけません。。

このようにお伝えすると、より難しく考えさせてしまうかと思いますが、その全てが異なる内容のものかというとそうではありません。

大きく分けるとなると、3種類のみとなります。
そしてその3つを様々な金融機関が条件を変えてリリースしているという場合がほとんどです。

その3種類が何かというと、
「変動金利」と「固定金利選択型」と「固定金利」です。

変動金利とは、その名の通り金利が変動していくもの。
固定金利選択型は、最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。
固定金利とは、ずっと同じ金利が続いていくもの。

住宅ローン選びは、この大きな3つの種類からどれが最も自分に合うかを考えて選ぶだけと言えます。


まとめ

2回にわたって資金計画に失敗する3つの理由についてご紹介いたしました。
家づくりについて悩まれている方や、まだ考え始めて間もない方はしっかりと覚えておきましょう。

また文面だけでは伝わりにくいかと思います!
その際はお気軽にお問い合わせいただければと思います!
無理な営業も勧誘もいたしませんのでご安心くださいね。


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