COLUMN コラム

外壁材特集②

2022.07.19
施工性能

こんにちわ𓂃◌𓈒𓐍
前回は外壁の乾式工法についてお話させて頂きました。今回は湿式工法の種類についてご説明させて頂きたいと思います。

前回のおさらい

乾式と湿式の違いを少しおさらいしたいと思います。
【乾式工法】・・は施工の工期が短く、職人さんの技術もあまり必要がないので均一した施工が可能です。

引用:kmew(株)

【湿式工法】・・職人さんの手仕事なので施工技術は必要になるが自由度が、かなり高く綺麗な仕上がりになります。

湿式の種類は?

湿式工法は大きく3種類あります。

①タイル・・・土や石などの原料を高温で焼いた板状の陶磁器。
【メリット】耐久性が高く、メンテが楽、高級感のある仕上がりになる
【デメリット】コストが高い。

②コンクリート打ちっぱなし・・・構造体であるコンクリートの壁をそのまま生かした仕上がり。
【メリット】耐震性・耐火製・遮音性が高い、無機質でシンプルな仕上がりがおしゃれ。
【デメリット】工期に時間がかかりコストが高い、10~15年に一度表面に撥水材を塗装必要。

③塗り壁・・・セメントや土を水で練ったものを使って仕上げる。
【メリット】目地がないためすっきりした仕上がり、塗り方がたくさんあるのでデザイン度が高い。
【デメリット】ひび割れがしやすく、メンテが必要。職人の腕によって仕上がりに差がでる。

3つの中でも最近では昔からの工法で使用されていた塗壁が注目を集めています。

塗壁の種類


引用:フジワラ化学(株)
珪藻土・・植物性プランクトンから作られており、マットやコースターでも使用されている。
【メリット】多孔質で部屋の空気の湿度を調整する調湿作用や脱臭作用がある。さらに吸音性や断熱性。にも優れている素材です。
【デメリット】衝撃や振動に弱くカビが生えやすい。

引用:近畿壁材工業㈱
土壁・・日本の風土や気候に適している外壁材です。人や環境に優しい素材としても注目されています。
【メリット】シックハウスやアレルギー対策といった、防火性・断熱性・防音性・調湿性に優れている。
【デメリット】伸縮性があまりないのでひび割れしやすい

引用:近畿壁材工業㈱
漆喰・・昔からある塗り壁材で、石灰を主成分として作られています。
【メリット】防火性・防音性・殺菌性が高くカビが発生しにくいことです。また、電気をためない性質があるため、ホコリがつきにくいのも特徴です。
【デメリット】傷がつきやすく防水性も低いというデメリットもあります。その上、施工やメンテナンスの費用が高額なため、コストを抑えたいという方には不向きかもしれません。


引用:AICA工業㈱
ジョリパッド・・アクリル樹脂や土など様々な材質でつくられた塗り壁材です。
【メリット】一般的な塗り壁よりもひび割れに強く、種類も豊富で材料費も安価です。また雨や紫外線に強い、防音性・耐火性が高い。漆喰程技術が必要ではない。
【デメリット】塗り方によっては汚れが付着しやすい。

まとめ

外壁について少しお話させて頂きましたが、お家の外壁には色々な工法・種類がありますね。
もちろんそれぞれにメリットもデメリットもあり、これが一番いいですよ!とは言いにくい所がありますね。
なのでご自身のデザインイメージ・価格体がどんな素材に適しているのか?
何を一番求めているのか?などを整理して外壁を選んでいただけたらと思いますÜ
★湿式工法の外壁はこんな方にオススメ★
・デザイン性を重視しるおしゃれさん
・天然素材に拘りをもつ自然好きな方
★乾式工法の外壁はこんな方にオススメ★
・ある程度決まったものから考えて選びたい方
・コストを抑えたく品質がある程度保証があるのが良い方